我が子に見捨てられた路上暮らしの108歳の老人を家族に迎え入れたのは、赤の他人の女性だった (1/2ページ)
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小さな思いやりが、誰かの人生を大きく変えることがある。その親切行為は、人から人へと伝えられ、更に多くの人にやさしさの輪を広げていく。
メキシコで11人の実子に見捨てられ路上暮らしをしていた108歳の老人。それでも彼は明るく日々を過ごしていた。
その老人を家族に家族に迎え入れたのは、赤の他人の女性だった。
・11人の実子に見捨てられ路上暮らしをしていた108歳の老人
メキシコ北部コアウイラ州に住むベニータ・ディアズルさんは、2021年の6月に車で走行中、1人の高齢男性が歩いている姿を見かけ、気になった。
その男性はかなり年老いており、歩行が困難な様子だった。ベニータさんは窓越しに「どこかへ行くのなら乗せていきますよ」と声をかけた。
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しかし、ドン・フェリペ・レジェスと名乗るその男性に行先はなかった。108歳のドンさんには、帰る家も待っている家族もいなかったのだ。
ベニータさんは、ドンさんをひとまず車に乗せて話を聞いた。その内容は、心を痛めるものだった。
ドンさんは3回の結婚で合計11人の子供に恵まれたが、誰1人ドンさんを気にかける者はおらず、みんな年老いたドンさんを見捨ててしまったという。
今は公共広場のヤシの木の下で暮らしているというドンさんに、ベニータさんは、「自分に何かできることをしたい」と思い、ドンさんをそのまま車で自宅へ連れ帰った。