アイツはズルい!と言うけど…その語源が蕎麦打ちに由来する説を紹介 (1/2ページ)
よく、インチキをして不当に利益を得る人物やその行為を「ズルい」と言います。
何だか語感は汚いし、いかにも悪いことをしているような響きですが、これが蕎麦打ちに由来しているという説をご存じでしょうか。
なぜ蕎麦打ちから「ズルい」という言葉が生まれたのか、今回は諸説ある内の一つを紹介したいと思います。
蕎麦打ちで手抜きをするには……蕎麦を打つ時、まず必要なのは蕎麦粉に水を回して生地に練り上げること。水の量が多すぎるとベチャベチャでまとまらず、少なすぎても硬すぎてやはりまとまりません。
聞けば蕎麦粉は小麦粉と違って「後から足せばいい」というものではなく、一度水を入れすぎるとどうにもまとまらないのだとか。
なので適量の水を手早く回すのがコツなのだと言いますが、これがまたなかなか大変。分量はもちろんのこと、その通りに入れてもちょうどいい水加減の生地は硬いため、練り込むのに力が要ります。
そこで要領のいい人は、生地がまとまるギリギリまで水を増やして軟らかくし、練り込む力を軽減するのだとか。
こうして通常よりも水を多く回して軟らかく練り上げた生地(蕎麦玉)を「ずる玉」と呼び、仕事を怠けることの喩えとなったのでした。
ただし、こうしてズルをした蕎麦は見る人が見れば一発で判るそうで、生地の練り込み不足が露骨に現れるといいます。