【無料】古地図アプリ「古今金澤」が大正13年の地図に対応。江戸時代(近世)・大正(近代)と今(現代)の金沢の街の変遷を感じられるように (2/3ページ)
< これまでの搭載絵図 >
・「寛文七年金沢図(1667年)」 ― 武士の住宅地図(金沢市旧市街)
・「延宝二年金沢図(1674年)」 ― 武士の住宅地図(金沢市旧市街)
・「加越能三箇国絵図(1677年)」 ― 村と街道など (石川県加賀地方)
■大正13年 金澤市街圖
【絵図概要】
大正13年(1924年)9月に発行された、当時の金沢市街(旧金沢城下と周辺)の公共施設、商店や会社などを記載した都市案内地図です。これは、東京交通社が発行し、定価30銭で販売したもので、明治末期から複数の民間出版社が全国の主要都市や台湾、朝鮮、旧満州などの地図を出版した「商工地図」といわれるものの一つです。
表面の「金澤市街圖」は、縦横に方眼で区切り、公共施設や名所の一部は写真も添えられています。大正13年(1924年)6月に竣工した「石川縣廳(石川県庁)」や、集中豪雨で流出して大正13年7月に鋼材橋に架け替えられた「犀川大橋」の写真も見られます。また、金沢城址に置かれていた旧陸軍の「第九師団司令部」や、大正8年(1919年)の開通から昭和42年(1967年)の廃止まで「市電」と呼ばれて親しまれた路面電車の軌道や駅も描かれ、藩政期の城下町と現代の中間にある近代化した都市の様相を映し出しています。
裏面には「大日本職業別明細圖 石川縣ノ内 金澤市」を掲載し、金沢の地勢・沿革・情勢・物産・名所旧跡・交通里程についての解説と、営業別索引を業種別に並べ、個別の名称・所在地・電話番号を記しています。「商工地図」の多くは裏面が職業別一覧(広告)で構成され、金沢版も同様で、中には写真や商標を大きく掲載する事業者も見られます。
< 大正13年 金沢の主な出来事 >
▪️ 1月
皇太子・裕仁親王(昭和天皇)と久邇宮家の良子女王(香淳皇后)ご成婚。金沢市では皇太子成婚記念事業として、市立の大運動場(金沢市公設運動場、現在の金沢南総合運動公園にある陸上競技場)の建設が決定されました。
▪️ 6月
石川県庁舎(旧県庁舎、現在しいのき迎賓館)が竣工しました。
▪️ 7月
犀川大橋が現在見られる鋼材橋に架け替えられました。