スパイシーで甘い香り。クレオパトラが男性をメロメロにした香水を科学者が再現 (2/4ページ)
古代エジプトの香水や軟膏のベースは、現代のようにアルコール性のものではなく、植物オイルや動物性脂肪に由来するものだった
香りのいい樹脂、樹皮、ハーブを燃やした煙から抽出するか、樹脂や花、ハーブ、スパイス、木などを液体に浸してふやかして香水が作られた
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・香水復元に立ちはだかる壁
しかし、これらレシピが書かれた象形文字の正確な意味は、長い年月の経過とともに失われてしまった。
現代の私たちが知っているのは、クレオパトラ時代に葬儀や神殿の儀式で使われたオイルの名前だけで、その調合についてはわからない。
ギリシャやローマの記録を翻訳するのは簡単だが、何世紀もギリシャやローマの支配下にあったにもかかわらず、記録を書いた者はたいてい香水を作った人間ではなく、部外者であったため、信頼性は低いと考えられる。
とくに"香りの実の油"と呼ばれる成分についてはよくわかっておらず、議論になっている。
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・新たに発見された香水工場にヒントが
しかし、ナイル川の東の運河にある下エジプトの都市、Thmouisで香水工場と思われる場所が発見され、新たな可能性が出てきた。
Thmouisはメンデスの先にあり、ここの香水は地中海じゅうで有名だった。
陶器の香水入れが、ここからたくさん見つかっているため、自家用ではなく商業用だったに違いないと考えられている。