NASAがUFOを専門的に調べる調査チームを設置、科学的な情報収集へ
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米航空宇宙局(NASA)が、UFO(未確認飛行物体)を含む、UAP(未確認航空現象)を専門的に調べる調査チームを設置すると発表した。
同チームの任務は、「航空機や既知の自然現象とは認定できない宇宙の出来事」についてのデータを収集科学的見地に基づいた研究をすることだ。
・NASAが専門的なUFO研究チームを設置
NASA本部科学ミッション局のトーマス・ザブーケン氏は、「NASAの科学技術力は、UFO探査にも十分に応用できるとという。
私たちは宇宙から地球を幅広く観測することができる。それは科学的探究の活力だ。私たちには、未知のものに対する理解を深めるツールとチームがある。それこそが科学であり、私たちがやっていることだNASAは、国防総省の「未確認航空現象タスクフォース」やその後継組織「AOIMSG」には属していない。
しかし正体不明の航空現象を明らかにする科学的方法について、さまざまな政府機関と調整を図ってきた。
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photo by Pixabay
・まずはデータ収集と分析
NASAが設置する独立調査チームを率いるのは、米サイモンズ財団のトップである天体物理学者デビッド・スパーゲル氏だ。
観測の少なさを考えると、最初の仕事はできる限り強力なデータセットを集めることになる。調査期間は9ヶ月と見込まれている。科学・航空・データ分析の専門家からの助言に従い、新たなデータ収集やUAPの観測を改善する方法に焦点が当てられるとのことだ。
民間・政府・非営利団体・企業にどのようなデータが存在するのか、ほかに集めるべきデータはないか、どのように分析するべきか見極める予定だ(スパーゲル氏)
調査結果はすべて一般公開される予定であるそうだ。
NASAの科学ミッション局のダニエル・エバンズ氏は、「NASAの原則である公開性・透明性・科学的誠実性に則り、報告書は公開される」「NASAのデータはすべて一般公開される。私たちはこの義務を真剣に受け止めており、誰でも簡単に見たり研究したりできるようにする」と説明する。
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NASA To Join The Search For Answers About UFOs・NASAの地球外生命探査プログラム
今回の調査とは関係ないが、NASAでは、地球外生命の起源や進化を解き明かすべく、宇宙生物学プログラムが活発に行われている。
火星の水から有望な「海洋世界」とされるタイタンやエウロパの探査まで、地球外生命の痕跡発見につながるミッションはいくつもある。
「トランジット系外惑星探査衛星」や「ハッブル宇宙望遠鏡」などのミッションも関連しているし、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」にいたっては太陽系外惑星の大気が放つ生命のサイン(バイオシグネチャー)を見つけ出そうとしている。
それは例えば「酸素」や「二酸化炭素」といった、そこで地球のような植物や動物が活動している可能性を伝えるものだ。
NASAはさらに、高度文明が存在するサイン(テクノシグネチャー)を発見する研究にも資金を提供している。
References:NASA to Set Up Independent Study on Unidentified Aerial Phenomena | NASA / written by hiroching / edited by / parumo
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