人は口から老いる!? 全身の健康を保つために重要な口腔ケア方法って? (2/3ページ)

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また70代以上の死亡原因の上位である誤嚥性肺炎やウイルスによる感染症など、口腔機能の低下が全身の健康を損なうことがわかっており、健康寿命を延ばすためにも口腔ケア対策が重要です。

歯がなくなると10年後の記憶力や身体的機能が低下し、歯周病は心血管障害や呼吸器感染、アルツハイマーや関節リウマチとの因果関係も示されていることなどが紹介されました。


口の中&全身の機能維持に必須な唾液の重要性


口の中には唾液が存在しますが、これがとても大事!と斎藤先生。

抗菌作用や粘膜を保護してくれる役割、さらに消化作用も。「よく噛んで食べなさい」というのはそれによって唾液が分泌され、胃に負担をかけないからだそうです。

そんな唾液ですが、加齢に伴い量が減り、65歳以上の3人に1人が唾液分泌障害、いわゆるドライマウスだということが明らかになっています。

ドライマウスは口の中が乾いたり、粘ついたりする症状が出ますが、これを常に自覚する重度の人の数は80万人もいるのだとか。さらに自覚者は女性の方が多いそうです。

ドライマウスに起因する病態として有名なのは歯周病や口臭、口の不快感等があるといいます。


ドライマウス対策におすすめ!今すぐできる口腔ケア方法


ドライマウスの原因は老化だけではなく、酸化ストレスの蓄積によって引き起こされることもわかってきているそう。それと同時に加齢により体内のコエンザイムQ10も減り、それによって唾液が減ることも明らかに。
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