地球と太陽の間に泡のバリアを設置して温暖化を低減。MITが主導する「スペースバブル」プロジェクト (2/3ページ)

カラパイア



 スペース・バブルもその派生バージョンなのだが、宇宙に設置されるため、地球に反射材を設置する方法と違って、生物圏に影響しないという大きなメリットがある。

[画像を見る]

image credit:Space Bubbles

 またバブルを収縮させて解体可能であることも重要なポイントだろう。

[画像を見る]

地球と太陽のラグランジュ点に設置される。両天体の引力が相殺されるため安定する / iimage credit:Space Bubbles

 大胆なアイデアだが、数学的には裏付けがある。

 研究グループによれば、仮に今地球に届いている太陽放射の1.8%を反射することができれば、地球温暖化は完全に逆転するのだという。

 バブルを設置するには、液状のシリコンやグラフェンで補強されたイオン液を宇宙に運び、現地で膨らませる。

 すでに予備実験が行われており、宇宙を模した環境で球状のシェルを膨らませることに成功したという。

 また地球からの輸送に、レールガン(磁力で物体を射出する銃)を利用できるかどうかなども検討されている。
「地球と太陽の間に泡のバリアを設置して温暖化を低減。MITが主導する「スペースバブル」プロジェクト」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る