ありもしない造語でAIに画像を作成させたところ、悪夢のクリーチャーを次々と生み出した件
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AIが地獄から化け物を召喚した、とでもいうのだろうか?単語を入力するだけで、それにマッチした画像を自動生成する人工知能「DALL・E 2」は、そのクオリティの高さが話題となっているが、誰にでも簡単に遊べる簡易版的な「DALL・E mini」はSNSで人気となっている。
ネット上にはイギリスのコメディアン男性が、深夜2時ごろ、不気味な響きがする英単語をひらめいだ。これまでに存在しない造語である。
DALL・E miniにその単語入力し、そのまま眠りについたそうだが、朝になって仰天した。AIが、毒々しいモンスターを次々と誕生させていたという。
・AIが次々と実体化させた悪夢のクリーチャー
イギリスのコメディアン、ガイ・ケリー氏が思いついた単語は「Crungus(クランガス)」である。この単語は辞書には乗っていないし、神話や伝承にも登場しない。ケリー氏が思いついた恐ろしい響きを持つ造語だ。
俗語専用のオンライン辞書「Urban Dictionary」には、「長期間放っておかれた伸び放題の爪の下にたまるカスやバイキン」などと紹介されているが、基本的に、ケリー氏がひらめいた怪物っぽいだけの音だ。
ケリー氏はそれを画像生成AIジェネレーター「DALL・E mini」に深夜に入力したところ、朝には大量の悪夢のクリーチャーが実体化していたのだ。
Well I REALLY don't like how similar all these pictures of "Crungus", a made up word I made up.
— Don't buy The Sun twitch.tv/brainmage (@Brainmage) June 18, 2022
Why are they all the same man? Is the Crungus real? Have I discovered a secret cryptid? pic.twitter.com/KCNUOxPHnP
Crungus(クランガス)造語を思いついたら、こんなやばい奴らが召喚されてた。なんでどいつもこいつも同じ奴なんだ。クランガスは実在するのか? 未知のUMAを発見しちまったのか?・一体何でAIは似たような怪物を次々と生み出したのか?
いったいなぜこんなことに? その理由は定かではないが、あるユーザーは、ヨーロッパ中部に伝わる怪物「Krampus(クランプス)」に音が似ているからではないか?と指摘している。
だが、それとは関係がなさそうだ。なぜなら「DALL・E mini」にKrampu(クランプス)と入力すれば、クランプスそのものが生成されるからだ。
ケリー氏によると、クランガスに一番似ているのは、米国のヘヴィメタバンド「GWAR」のボーカル、ウランガス(Urungus)だという。「-rungus」という接尾辞や、「uh・uh」という音の繰り返しが関係するという指摘もある。I don't think so! Krampus gives definite krampus vibes pic.twitter.com/RHldMSkiQk
— ?Live now! Don't buy The Sun twitch.tv/brainmage (@Brainmage) June 18, 2022
OK. It's something to do with "-rungus"
— mr_hopkinson (@mr_hopkinson) June 18, 2022
I've been through my keyboard Qrungus, Wrungus, Rrungus etc and everyone is a terrifying entity with a coherent look. All seem related / from the same realm, with the exception of Trungus.
Here's Qrungus, Wrungus, Erungus and Rrungus... pic.twitter.com/RvWO3U3beh
OK 「-rungus」に関係があるはずだ。Qrungus、Wrungus、Rrungusなんかで試してみたが、どれも似たような化け物が生成される。Trungus以外はどれも同じような感じだ。以下はQrungus、Wrungus、Erungusu、Rrungusの結果だそもそも -rungusという音がなぜ怪物に結びつけられるのかも不明だが、兎に角この「Crungus(クランガス)」という文字を「DALL・E mini」に入力すれば、他の文字と組み合わせても必ず恐ろしい化け物が登場する。
Twitterではすぐに拡散され様々な反応があった。更には「DALL・E mini」を使って、新たなるクランガスが次々と生成されていった。
クランガス...偶然じゃないのは間違いない
well it certainly isn't a fluke pic.twitter.com/oxtkT3srw9
— sera jamais (@ibaiki) June 18, 2022
かわいいクランガスを作ろうと思ったけど、あんまかわらんかった
I tried cute crungus and honestly this is no better ? pic.twitter.com/OL13IWWcLY
— Marie Gardiner ? (@MarieGardiner) June 18, 2022
あんた、何て秘密を暴いちまったんだ!
What have you found? pic.twitter.com/EyyTo8XUIW
— Brooklyn ?oo (@itsFrankBoff) June 18, 2022
ああ、確かにこれはやばいな。クランガスが買い物に行く(Crungus goes shopping)で生成してみた
Yeah, this is definitely worrying. pic.twitter.com/NXQEG4oXQK
— James Brough (@thasceles) June 18, 2022
ヴァルプルギスの夜に子供を攫って喰っちまったら不快に思うだろう。だがコメディってのは、愉快にするものだろう?
・AIは闇の秘密を暴いてしまったのか?"Some people get all offended that I steal children on Walpurgisnacht and maybe eat them, but comedy's meant to make you uncomfortable" pic.twitter.com/2Jiv2KuWIk
— Too sad to pun (@jumpeduptelex) June 19, 2022
恐ろしくも楽しい結果だが、このことは機械学習AIを問題解決に利用する研究者が、その仕組みをほとんど理解していないという現実を物語っている。
「DALL・E mini」がクランガスから化け物を生成する背後には何か理由があるはずなのだが、それは正確にはわからない。
あるいは本当に知ってはいけない闇の秘密を暴いてしまったのかもしれない。「クランガスは人間界の隣にある異世界の住人かもしれない」と、ケリー氏は言う。
人間は傲慢にも思考する機械を作り出そうとした。その結果、世界の境界に穴が開いて、追い払うことができない何者かを招き入れてしまったのではないだろうか?References:Nothing To Worry About: Dall-E Has Created A New Cryptid Named Crungus | IFLScience / written by hiroching / edited by / parumo
私もなぜ、こんな毒々しいクリーチャーがAIによって召喚されてしまったのか考えてみたのだが、 「クランガス」に響きが似ている単語に「cringe(クリンジ)」がある。これは実際にある英単語で、「縮みあがる、身がすくむ、ドン引き」などの意味があるので、この辺ちょっと関係していないだろうか?
あと、カラパイア(Karapaia)も私が作った造語なのだけど、どんな画像が生成されるのだろう?おらワクワクしてきたぞ。
追記(2022/06/25)
そこでDALL・E miniに「karapaia」と入力してみた。こうなった。
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海と青い空、船のイメージなのか!そこで、不思議と謎の大冒険というサブタイトルも挿入し、「karapaia Adventure Mystery」でやってみた。
何かそれっぽい感じにはなってきたぞ!
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ということでみんなも色々入れてやってみるといいよ
追記(2022/06/26)DALL・E 2とDALL・E miniが混同していたので訂正して再送します
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』