パンダは600万年前から「第6の指」を持っていて、竹を食べていたことが判明 (2/4ページ)

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ンダの祖先アイルラルクトスのイメージ。現生のパンダのようにタケをつかめる(右)一方、歩くときは種子骨が現生パンダよりやや突き出ていたかもしれない(左)/Credit: Mauricio Anton

 これはパンダの祖先も竹を食べていたことを示す最古の証拠で、パンダ独特の手の構造が進化した理由を解き明かすヒントにもなっている。

 米自然史博物館、脊椎動物古生物学部門のシャオミン・ワン博士は「竹藪の奥にいたジャイアントパンダは、肉やベリーのような雑食を捨て、栄養には乏しいが、亜熱帯の森林には豊富にある竹を黙々と食むことを選んだ」と話す。

 博士によると、そのために一番重要だったのが、竹の幹をしっかり掴んで、一口サイズに砕くことができる親指の発達だったろうという。

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白い部分が第6の指である親指。物をつかむことも(上)、歩くこともできる(下)/Credit: Natural History Museum of L.A. County・なぜ現世のパンダの第6の指は長く発達しなかったのか?
 今回の発見は、「なぜ第6の指である親指は未発達なのか?」という長年の謎を解く手がかりになる。

 直感的には、現生のパンダの親指は、パンダの祖先よりも発達しているはずだが、今回発見されたアイルラルクトスの親指は、現代のパンダよりも真っ直ぐ長かったのだ。

 それに対して現生のパンダのものは、短くて鉤状だ。
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