19世紀の吸血鬼退治キットがオークションに出品

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19世紀の吸血鬼退治キットがオークションに出品
19世紀の吸血鬼退治キットがオークションに出品

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image credit:Hansons

 伝説や民話に登場する吸血鬼(ヴァンパイア)は、数百年前から今日に至るまで一部では信じられ、恐れられてきた。

 今回、イギリスのオークション会社は、イギリスの貴族が所有していたという吸血鬼退治キットをオークションに出品した。

 すると、世界中から予想以上の注目を集め、推定価格の約6倍、200万円以上の値段で落札されたという。

・吸血鬼と戦うためのキットがアンティーク・オークションに
 イギリスを拠点とするオークション会社『Hansons(ハンソンズ)』は、かつてイギリスの貴族で英国領だったインドの元管理者ウィリアム・マルコム・ヘイリー卿(1872―1969)が所有していたとされる「吸血鬼退治キット」をオークションに出品した。

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 真鍮製の十字架が蓋についた木製の箱には、吸血鬼を退治するために必要な聖水や十字架、聖書や数珠、真鍮製の燭台と火薬入れ、ハンマー、ピストル、更には吸血鬼の心臓に打ち込むための木製の木槌と杭が入っている。

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・推定価格の6倍の値段で落札
 吸血鬼は、一度死亡した者がなんらかの理由により不死者として蘇ったものと考えられており、古くは古代ローマ、ギリシャ、エジプトでもその概念はあった。

 ヨーロッパでの吸血鬼・ヴァンパイアのイメージは、古代ルーマニアから続いているもので、多くの吸血鬼は人間の生き血を啜り、血を吸われた人も吸血鬼になるとされている。

 1819年にジョン・ポリドリが書いた「The Vampyre(吸血鬼)」とブラム・ストーカーのゴシック小説「Dracula(吸血鬼ドラキュラ)」で一気にそのイメージが広まっていった。

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pixabay

 一部の人は吸血鬼が今日も存在すると信じており、吸血鬼退治キットは世界中の関心を集めたようだ。

 当初、ハンソンズ側は2000~3000ポンド(約33万~49万円)の落札価格を推定していたが、オークション前からかなり注目され、カナダやアメリカ、フランスを含む世界中から強い事前入札があったという。

 最終的に、推定価格の約6倍の13000ポンド(約211万円)で入札したのは、イギリス・ダービーシャー州に住む男性(匿名希望)で、入札できた驚きと喜びを露わにした。

 ハンソンズのオーナー、チャールズ・ハンソン氏は、このように述べている。
恐怖からか魅惑からかはわかりませんが、19世紀の貴族が吸血鬼退治の道具箱を所有していたという事実は、非常に興味深いものです。

吸血鬼の神話が、あらゆる階級の人々に影響を及ぼしていたということですからね。

数百年前から今日に至るまで、生き残るために人間の血を必要とする不死身の吸血鬼の神話は、世界の一部で存続しています。
References:Mysterious vampire-slaying kit - owned by peer of the realm - stuns at auction - Hansons Auctioneers/ written by Scarlet / edited by / parumo


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