江戸時代の貴重な忍術書に書かれていた変装術「七方出」や「忍者六道具」とはどんなもの? (2/4ページ)
忍者と光源氏。歌川国貞画「今源氏錦絵合 須磨 十二」(1853年)
陽忍と陰忍忍術の世界には「陽忍」と「陰忍」という言葉があります。陽忍は謀計の智慮を以て姿を現しながら敵中へ張り込むことで、陰忍は術を以て姿を隠して忍び込むこと。
要は、陽忍は身元を偽装して白昼堂々、敵を調査するスパイですね。時と場所に相応しい姿に変装し、髭の反り方もその地方の人と同じようにすべきしと書かれています。後述しますが、僧侶や山伏に変装したり、必要があれば女装もしました。
あると便利なもののなかに「敵国の大将が使う旗印や幕紋、城主の印鑑の写しなど」なども書かれています。