日本書紀上NO.1の暴君!武烈天皇の本当だったらヤバすぎるエピソード【前編】

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日本書紀上NO.1の暴君!武烈天皇の本当だったらヤバすぎるエピソード【前編】

Japaaan読者の皆さんこんにちは。ライターの小山桜子です。

今回は日本書紀に圧倒的暴君として記録されている古代の天皇の武烈天皇の、本当だったらヤバすぎる暴君エピソードを前後編でご紹介します。

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武烈天皇とは?

武烈天皇は、日本書紀と古事記に名前の残る日本の第25代天皇です。仁賢天皇の崩御後、武烈天皇はわずか10歳で即位したと伝わっています。

在位は5世紀末から6世紀の初めと言われ、はっきりは分かっていません。不明点が多いため、記されたエピソードが事実なのかのみならず、実在したかどうかについても議論が残っています。

日本書紀に残る異常な行動

「武烈天皇二年(天皇になって2年目)の秋九月に、孕婦の腹を割きて其の胎を観す」。

つまり妊婦の腹を裂いてその胎児を見たというのが最初の異常行動の記録です。

更に、「三年の冬十月に、人の爪を解きて、芋を掘らしめたまう」。人の爪を抜いて、芋を掘らせたというのです。爪を剥ぐだけでも大量に出血しますし充分残虐なのに、その上土の中に埋まっている芋を掘らせるなんて、想像を絶しますね……。

髪を抜き、木に登らせ……。

日本書紀では更に武烈天皇についての残虐な行為の記述が続きます。「四年の夏四月に、人の頭髪を抜きて、梢に登らしめ、樹の本を切り倒し、昇れる者を落死すことを快としたまふ」。

意味は、「人の髪を抜いて木登りをさせ、木の根元を切り倒し、登らせた者を落として殺して面白がった」という事です。

犠牲となった「人」は何か犯罪でも犯したのでしょうか。たとえそうだったとしてもかなりひどい処刑方法ですが、何もしていない善良な人間をこのような目に遭わせたとしたら武烈天皇ヤバすぎる……。


過激化する残虐行為

更に記述は過激化していきます。

「五年の夏六月に、人を塘の樋に伏せ入らしめ、外に流出づるを、三刃の矛を持ちて、刺殺すことを快としたまふ」。人を池の樋に入らせ、そこから流れ出る人を三つ刃の矛で刺し殺して喜んだという記述です。

お気付きでしょうか、この頃から最初は見られなかった「快としたまふ」という一文が加わっているのです。殺人を楽しむ姿、めちゃくちゃ怖いですね……。

後編に続く

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