コロナ禍で衰える“呼吸筋”を鍛えることで期待できる健康効果って? (2/3ページ)
循環器疾患を吸気筋トレーニングにより機能改善させる可能性

オンラインセミナーはアメリカ・コロラド大学ボルダー校に所属する生理学者ダニエル・クレイグヘッド氏を講師に迎え、呼吸筋を鍛えることで、高血圧・脳卒中の発症リスクを下げる「吸気筋トレーニングによる循環器機能の改善の可能性」がテーマとなりました。
「高負荷の吸気筋トレーニング(IMST)は1日5分でできる、時間効率の良い運動として最適」とダニエル氏。運動に時間がとれない、余裕がない人におすすめできるそうです。
健康な成人36名をランダムで2チームに分け、それぞれ負荷の異なる吸気筋トレーニングを実施。
被験者に対し、専用器具を使用して30回/日・週6回のトレーニングを6週間実施しました。
一方のグループでは高負荷 IMST(最大吸気圧 75%、n=18)を使用し、もう一方のグループでは低負荷(最大吸気圧 15%、n=18)の器具を使用したシャム*トレーニングを行い、変化を検証したそうです。
(*同様の刺激を与え、効果があると感じることで自然治癒力を引き出し、公正かつ客観的に区別するために使われる偽刺激のこと)
吸気筋トレーニングがもたらす健康効果が判明!

その結果、高負荷IMSTのグループでは高血圧リスクが下がったことが判明。