ヨーロッパでジャイアントパンダの近縁種が発見される (2/4ページ)
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ブルガリア自然史博物館に保管されていたパンダの歯 / image credit:tandfonline
なお現生のジャイアントパンダは「ジャイアントパンダ属(Ailuropoda)」に属す。つまりアグリアルクトス属であるアグリアルクトス・ニコロビは、彼らの直接の祖先ではなく親戚だ。
「この発見は、私たちが太古の自然についてほとんど知らないことを浮き彫りにすると共に、考古学の歴史的発見が今日でも予想外の結果をもたらすことを実証している」と、スパソフ教授は語る。・草食だが竹を食べていたわけではない
アグリアルクトス・ニコロビ(以下A・ニコロビ)は植物を主食にしていたが、竹を食べていたわけではなさそうだ。
現代のパンダの主食である竹は、ヨーロッパではあまり化石が見つかっておらず、特に中新世後期のブルガリアにはほとんど生えていなかったとされる。
実際、A・ニコロビの歯尖は、硬い竹を砕けるほど強くはないようだ。
むしろもっと柔らかい植物を食べていた可能性が高い。このことは、だんだんと植物に依存するようになったパンダの一般的な傾向と一致する。
そもそもパンダは肉食のクマの仲間だ。それなのになぜ植物を食べるようになったのか? その理由は、パンダの祖先たちが他の大型捕食動物と同じ環境で暮らしていたことが関係していると考えられている。