「お前は何を言っているんだ」山内須藤経俊、敵前逃亡で失った所領の返還を求める言い分に一同唖然【鎌倉殿の13人】 (3/4ページ)

Japaaan

平賀朝雅を射止めた持寿丸(イメージ)

曰く「去年の春に伊勢国で平家の残党が蜂起した際、それがしが敵前逃亡したと思われているかも知れません。しかしあれは兵を集めるための作戦でした。それを平賀殿が先走ったために伊勢と伊賀の両国を彼に与えられましたが、兵の進退は大局的に評価判断せねばなりません。そんな問題の平賀殿は謀叛人として誅せられ、彼を仕留めたのはそれがしの息子・持寿丸(じじゅまる)です。この手柄をもって、伊勢と伊賀の両国はそれがしに返還されるべきではないでしょうか」とのこと。

この複雑?な言い分をひもといてみると、要するに「あの時は敵を恐れて逃げ出したのではなく、あくまでも戦略的撤退である。朝雅はいわば手柄と伊勢・伊賀の両国を横取りしたようなものであり、彼の謀叛を我が子が仕留めたのだから、その手柄をもって両国を返還すべし」と言いたいのでしょう。

「お前は何を言っているんだ」

幕府当局もそう思ったらしく、但無御許容歟(ただしごきょようのなきか≒そうは問屋が卸さない)とバッサリです。

結局、伊勢と伊賀の守護職は朝雅の兄である大内帯刀長惟信(おおうち たてわきのおさこれのぶ)が受け継いだのでした。

「「お前は何を言っているんだ」山内須藤経俊、敵前逃亡で失った所領の返還を求める言い分に一同唖然【鎌倉殿の13人】」のページです。デイリーニュースオンラインは、平賀朝雅山内首藤経俊山内尼大内惟信鎌倉殿の13人カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る