女子大生が山中で行方不明に、骨の一部が見つかるも死因は謎のまま カメラに残った写真から憶測も (2/3ページ)
大半の写真は、ジャングルの中、フラッシュをたいて暗闇を撮影したものだ。数枚だが所持品の写真、Aの後頭部とみられるアップの写真もあった。A後頭部の右下は黒っぽく、血のようにもみえるという。写真は誰が撮影したのか分かっていない。
リュック発見後、近くの場所から登山靴が見つかった。靴の中には足が入っており、DNA鑑定の結果Bの足と確認。さらに捜査範囲を広げ、骨片も発見。骨は広範囲に散らばっていたが、計30個ほど見つかった。DNA鑑定の結果、骨はAおよびB、ならびに身元不明の別人、合計3人のものであった。Bの骨には肉片が付着し自然に腐敗が進んだようだが、Aの骨はブリーチされたように白かった。見つかった骨の部位は骨盤、足などで、2人は死亡しているとみられるが、死因は特定できず。事件発生から1年後、パナマ警察は未解決のまま捜査を終了したと、地元紙『LA ESTRELLA DE PANAMA』などが伝えている。
現在に至るまで、2人の死因を巡り様々な憶測を呼んでいる。最新のものは事故説だ。道に迷っているうち、天候の急変で鉄砲水に流されて死亡したというもの。暗闇写真は、フラッシュを使って照明にしたか、または合図を送ろうとしたものではないかと、2021年8月22日付の『Daily Beast』が紹介している。
もうひとつ、ネット上でよく挙がるのが、ギャングによる殺害説だ。2人が登山で訪れた場所は、国境を接するジャングル地帯だ。潜伏する麻薬カルテルのギャングに遭遇して、追われていた「何者か」を残そうとして暗闇の写真が撮影されたというものだ。ほかにも、その「何者か」は原住民ではないかという説も。登山道周辺の山岳地帯には、原住民族が暮らしている。人肉食習慣のある民族に誘拐されたか、彼らのテリトリーに無断で入ったため、殺害されたというものだ。当初からパナマ警察のずさんな捜査が指摘されており、観光収入が減ることを恐れたパナマ政府が不都合な真実を隠すために、事件を隠蔽したのではという声もある。
いずれの説も確証に至るものはない。将来、科学技術の進歩で事件が解決に向かうことを期待したい。