上に落ちる落雷!?米オクラホマ州で史上最大の超高層雷放電「巨大ジェット」を観測 (2/3ページ)
[動画を見る]
New information on 'gigantic jet' lightning bursts that reach toward space・200度か4400度までの極端な温度差
この巨大ジェットは、いくつもの幸運が重なったおかげで観測できたという。
まずアマチュア科学者が低照度カメラで、雲の上部から放たれて、高度96キロの電離層にある荷電粒子とつながる瞬間が撮影された。
その映像から、現場が落雷をマッピングする施設(LMA/Lightning Mapping Array)のすぐそばだったことが判明。さらに気象レーダーや気象衛星まで近くにあった。
これらのデータから、サイズ・形状・エネルギー出力を詳細に分析。
[画像を見る]
その結果、巨大ジェットの最高周波数電波放射は、「ストリーマー(線条・先行放電)」から発生していることが突き止められた。
ストリーマーとは、稲妻の先端で発達する小さな構造で、雲上部と電離層下部に電気的接続を直接形成する。
一方、一番強い電流が流れるのはストリーマーのかなり後ろにある、「ステップトリーダー(先駆放電)」という部分だ。
分析では、それらの温度差が非常に極端であることもわかっている。ストリーマーの温度が比較的低い(約200度)のに対して、リーダーは非常に高温(4400度以上)なのだ。
研究グループによると、このような温度差は、巨大ジェットだけでなくどの落雷にも当てはまるという。