コミュニケーションで失敗する経営者の特徴とは? (2/2ページ)

新刊JP

■コミュニケーション能力が低い経営者の特徴

ただ、経営者もコミュニケーションが得意な人ばかりではなく、コミュニケーションが苦手な人、コミュニケーション能力が低い人もいるという。

1.相手が聞きたい(言いたい)と思うものがわからない
2.感情を喚起できない(理屈によって伝えようとする)
3.話を聞く必要がある人物とは思われていない

これらに心当たりがあるなら要注意だが、コミュニケーション能力は今からでも鍛えることができる。組織を動かし、ビジネスを推進させ、人を巻き込むコミュニケーション能力とはどのようなものか。本書から学び取ることができるだろう。

『創業&経営の大学 ―トップは人たらしであれ』は、コミュニケーション能力だけでなく危機管理能力、決断力、計画力、ブランディング力に至るまで、経営者に必須の能力について、50年にわたる経営者人生から導き出した著者の極意を伝えていく。

経営者が仕事観や経営哲学を語ると、どうしても世間受けのいい美談めいたものになりやすく、失敗談を語る際も、あくまで「成功への土台」として語られる。そのため、聞き手(読み手)からすると綺麗事のように感じられることもしばしばなのだが、本書は一般的な「経営者本」とは一線を画し、竹菱氏の本音が伝わってくる。

「ビジネスにはグレーな部分が必要不可欠」と言い切り、マルサ(国税局)に入られた話、ブルネイ王国の偽王子にだまされたエピソードなどを包み隠さず明かす姿勢は、いいことも悪いことも飲み込む度量によるものだろう。

時代が変わり、ビジネスが変わっても経営者に必要な資質は「人間としての魅力」である。そんなことに改めて気づかせてくれる一冊だ。

(新刊JP編集部)

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