コミュニケーションで失敗する経営者の特徴とは? (1/2ページ)

新刊JP

『創業&経営の大学 ―トップは人たらしであれ』(さくら舎刊)
『創業&経営の大学 ―トップは人たらしであれ』(さくら舎刊)

どんな世界でも一瞬だけ輝く人はたくさんいるが、何年も輝き続けられる人はまれだ。
だからこそ、長く第一線で活躍し続けている人の経験や考えには価値がある。運や時代の流れに左右されない普遍的な真実が含まれていることが多いからだ。

『創業&経営の大学 ―トップは人たらしであれ』(さくら舎刊)は、浮き沈みの激しいビジネスの世界で約50年間経営者として活躍してきた竹菱康博氏が、企業のトップとしてのあるべき姿と事業に臨む姿勢を説く。

「ヒト・モノ・カネ」と言われるが、竹菱氏が一番大事にしているのは「ヒト」であり、人対人のコミュニケーション能力である。いかに人を巻き込み、説得し、理論的に伝えるかが経営者の気量であり、いかに「人たらし」たれるかが事業の成否を分ける。竹菱氏が語る「社長のコミュニケーション能力」とはどのようなものか。

■経営者のコミュニケーションには3つの目的がある

コミュニケーションは経営者の必修科目であり、下手だったら学ぶべき、というのが竹菱氏の考えだ。仕事では従業員とも取引先ともコミュニケーションが発生する。コミュニケーションは経営者にとって避けられない仕事の一部なのだ。

ただ、経営者のコミュニケーションはただ話せばいいだけではなく、三つの目的に分けられる。

1.人間関係を築く・・・いいものも悪いものも含めて人間関係。八方美人になることなく、相手にとって嫌なことでも発言する。

2.情報を交換・共有する・・・何気ない会話や一見どうでもいい情報からビジネスチャンスが生まれることは珍しくない。ふとした時に生まれるアイデアを大事にしよう。

3.相手に働きかける・・・相手に働きかけ、働きかけられて、結果として相手が動く。双方向のコミュニケーションを。

自分が今、何を目的としているのかを自覚することが、経営者のコミュニケーションの第一歩となる。毎日の会話を意識的に行うことが大切なのだ。

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