「お金だけを見ない」 フィリピン株投資家が考える「株式投資」の意味 (2/3ページ)

新刊JP

でも、その会社のことをよく知っていて好きならば買い増すという手段で助けることもできるわけですよね。

損得で考えているとそういうことはできないけれど、その会社をしっかり勉強して、社長の理念に共感していて、少しでも頑張ってほしいという気持ちがあれば、行動できるはずなんです。

これは特にフィリピンのマーケットを見ているからこそ強く感じることです。例えばフィリピンの通信会社が成長すれば、今後フィリピン全土に通信網が拡充し、田舎の島に住んでいる子どもたちにもインターネットがアクセスできるようになる。そういう未来を想像して株を購入するわけです。もちろん、お金も儲かりますが、それより、自分の投資が企業の成長や国の経済の発展に貢献できることに意義があります。

社会にとって大事なことをやっている企業だけど、今は株価が下がっている。じゃあ、自分が応援しよう。そういう気持ちで株式を買い増ししながら、社会に寄与していくことが株式投資の本質なのではないかと思います。

社会貢献と言うと偽善っぽく聞こえるかもしれませんが、それでもやらないよりやったほうがいいでしょう。フィリピン投資はまさに国際貢献であって、国際的な感覚も身についていくので、ぜひ株式投資を通して世界を知っていってほしいと思いますね。

――確かに「すぐに」「楽して」儲けられるものを人は求めているようにも思います。お金のことしか見えていないと、自分の投資が仮に良い影響を生んでいても、それが分からないままですよね。

町田:国際貢献のことをお話しましたが、日本に目を向けてもいいんです。ただ、日本の場合は今後も人口減少は続いていきますから、マーケットがどんどん小さくなっていくことは容易に想像できます。それこそ、外国人の力を借りない限り、戦えなくなるでしょう。

そういう中で、未来のためになる投資とは一体何かということを自分の頭で考えることが大切です。それが引いては、自分の人生を会社から取り戻すことにつながるかもしれません。

――投資をしながら学んでいくという姿勢が問われるということですね。

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