古代ギリシャの魔術儀式で使用されたとされる「ヘリオスの魔球」 (3/4ページ)
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さらに円に囲まれた三角も描かれている。そして、そこにも「ΑΔΑΞΑΞΒΕΝΒΕΝΒΛΩΘΝΩΜΑΖΟΜΟΗΡ」「ΟΖΩΡΟΥΘΕΝΑΑΕΞΑΒΙΟΥΡΟ̣ΑΙΛΕΜΒΡΑΕΡ」「ΧΧΧ ΠΠΠΠ ΦΦΦΦ̣Φ̣ΦΦ̣ ΔΔΔΔ ΛΛΛΛ ΛΛΛΛ」と、何やら呪文らしきものが刻まれている。
ほかにもヘビや数字、「ΑΙΘΗΡ」とだけ読める不可解な文字もある。
なお「ΑΙΘΗΡ」は「エーテル」のこと。これはゲームなどではお馴染みの風・火・土・水の四大元素に加えられた5番目の元素で、当時は宇宙を満たしている物質であると考えられていた。
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・魔球が2~3世紀の物である可能性
発見されたディオニュソス劇場は、もともと豊穣とワインと酩酊の神「ディオニュソス」の聖域の一部だったところだ。
聖域が作られたのは紀元前6世紀頃で、劇場はその後に神殿の横に建設された。
1913年のドゥラット氏の研究では、魔球は行事のお守りとして劇場の近くに埋められたと述べられている。
ドゥラット氏の仮説によれば、そこに刻まれているシンボルは、スポーツや演劇などの競技で勝つためものだったという。
この仮説は、魔球が2~3世紀(ローマ時代)のもので、剣闘士と関連があるだろうことからも裏づけられている。
紀元前86年、アテネはローマに占領された。