精神科選びで基準にすべき「いい精神科医」の条件 (2/2ページ)
■精神科医の力量を分ける要素とは?
もちろん、精神科医療を専門的に学んだ医師にも、優劣はある。それを見極めるポイントとして、本書では「相手(患者)の感情に飲み込まれやすい医師」かどうかを挙げている。
精神科に限らず、自分の話へのリアクションが薄い医師に診察を受けると「このお医者さん、大丈夫かな」と不安になり、「うんうん」と相槌を打ちながら熱心に話を聞いてくれる医師は信頼できるように感じるのが患者というもの。ただ、患者を不快にさせない程度のコミュニケーション能力は必要なものの、精神科医には患者に共感するだけでなく、あえて淡々とした姿勢が求められることもあるという。
一見こちらの話に共感しながら聞いてくれているからといって「いい精神科医」とは限らない。過度に共感を強調するのは、精神科医として危険な兆候でもある。むしろ冷静に患者との距離を一定に保ちながら、ここぞというときに近づけることができるのが、優秀な精神科医の特徴なのだ。
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ずっと健康で病院にかからずにきた人ほど、歳をとって体に不調が出てきた時に、病院の選び方や受診の仕方がわからない。これは精神科にも同じことがいえる。本書はいざそうなった時に困らないための知識を授けてくれる。
これまであまり明らかにされてこなかった精神科と精神科医について。彼らの偽らざる本音は、とかくストレスが多くメンタルに負荷を感じやすい現代に生きる人にとって役立つはずだ。
(新刊JP編集部)