精神科選びで基準にすべき「いい精神科医」の条件 (1/2ページ)

新刊JP

精神科選びで基準にすべき「いい精神科医」の条件(*画像はイメージです)
精神科選びで基準にすべき「いい精神科医」の条件(*画像はイメージです)

仕事のストレスで眠れない状態が続いている。
職場でのハラスメントでうつっぽい。
コロナで生活が不安定になり、メンタルの調子が悪い。

これらはいずれも、精神科にかかる症例だ。現代はかつてなく精神科が身近になっていて、今メンタルに問題がない人でも、いつ精神科を受診することになるかわからない。

それでいて、精神科や精神科医について、そして「こころ」の領域を治療することがどんなことなのかはあまり知られていない。だから、精神科を受診すること自体に抵抗感があったり、自分がどんな状態になったら精神科を受診すべきなのか、その際はどのようにクリニックを選べばいいのかよくわからないという人も多い。

■信頼できる精神科医を選ぶ方法

『精神科医の本音』(益田裕介著、SBクリエイティブ刊)は、そんな精神科をめぐる疑問に答え、誤解を正していく。

たとえば、内科や外科の医師と同様、精神科医にも「腕のいい医師」とそうでない医師がいる。この違いはどんなところから生まれるのだろうか。

これにはさまざまな理由が考えられるが、その一つはシステム的な理由だ。本書では「精神科医療を専門に学んでいなくても、医師免許を持っていれば精神科医を名乗ることはできる」としている。日本では、歯科医師以外は好きな科の医師を名乗ることができ、そのため精神科医療に関する知識と経験が十分でなくても精神科医として開業しているケースが存在するのである。

もっとも、これは珍しいことではない。開業医は総合的な診療が求められるため、内科医が開業する際に皮膚科を標榜したりすることはままある。そしてこのこと自体に問題はない。

ただ、これはあくまでクリニックと医師の理屈であり、患者としては精神科医として経験を積んできた医師に診てもらいたいはずだ。本書では、そこを見分けるために病院やクリニックのホームページで医師のプロフィールを確認することを勧めている。プロフィールに「精神保健指定医」「精神科専門医」などの認定表記があれば、その医師は精神科医療について専門的に学んだ証だ。

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