「はじめる動機は不純でいい」成功経営者のビジネス哲学 (3/3ページ)

新刊JP

私も、今でこそ人前で話したりしていますが、小学生の途中までは今でいう「引きこもり」で、家から出ずに世界中の無線を傍受する「アマチュア無線」のオタクでした。でも高校に入ってからできた友達の影響で変わっていったように思います。段々と外向的に人と交われるようになっていきました。

――今経営されている会社ではどのような組織づくりをされていますか?

竹菱:15年くらい前までは昭和の企業風の上下関係が残っていたりもしたのですが、今はもうまったくないですね。そういう時代なんだと思います。

組織づくりだけでなく、人の育て方、伸ばし方も変わってきていますよね。上意下達ではダメで、その人の個性をどう会社組織に融合させられるか、ということを考えないといけないと思います。その一方で経営者はやはりカリスマ性が必要だという思いも持っています。

――組織づくりのお話と重なりますが、ハラスメントを気にして経営者であっても部下にものを言いにくい風潮が年々強くなっているように思います。竹菱さんはこの風潮について苦労されていることはありますか?

竹菱:確かにマネジメント層がハラスメントに腰が引けているところはありますよね。一方で、ハラスメントが「相手の受け取り方次第」になりすぎることには疑問を感じます。

よく「叱る」と「怒る」を区別しなさいという風に言われますけど、上司の側が叱ったつもりでも、相手は理不尽に怒られたと感じるかもしれません。そこは言われた方次第であり、関係性次第なんです。部下との信頼関係ができていないからこそ、上司はハラスメントに腰が引けるんだと思います。

あるいは、実はうちの会社がそうなのですが、部下も上司に好き放題言える環境を作ってもいい。上司が部下にきついことを言うのであれば、部下も上司を好きに言えばいいんです。互いに愛情と敬意を持ったうえで双方向にモノを言える組織はハラスメントが問題化しにくいのではないかと思います。

(後編に続く)

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