日本全国「本当にウマい」駅弁ランキング!絶対買うべき名物の一品

日刊大衆

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 鉄道大国の日本には、旅情を彩る名物駅弁が、数多く存在する。

 そこで今回、有識者を集めて結成した「日本大衆メシ審議委員会(JTMC)」が、全国の駅弁の中から、行楽シーズンに食べたい逸品をリストアップ。本文で、上位十傑を紹介したい。

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 まず、第10位は『網焼き牛たん弁当』(宮城県)。これまで5000個の駅弁を食べ歩いてきた駅弁ライターの望月崇史氏は、次のように言う。

「シューッと噴きだす湯気とともに、肉の香りが漂う、加熱式牛たん弁当の元祖に当たる商品です。この駅弁を機に、仙台名物の牛たんに興味を持った人も多いのではないでしょうか。七味唐辛子をかけた、薄切り牛たんの味わいは、唯一無二のおいしさです」

 加熱式駅弁の中でも屈指のヒット商品で、望月氏が、「駅弁の歴史を語るうえで、欠かすことができない」と、称賛する逸品だ。

 王道に対して、次は通好みの駅弁がランクイン。第9位は、『鱈めし』(新潟県)だ。

「新潟の正月料理・タラの甘露煮と、炙りタラコをごはんにのせた、全国でも珍しいタラの親子丼。濃厚な甘辛い味が楽しめます。製造元の『ホテルハイマート』の会長は、お酒が好きな方で、この駅弁は酒の肴にもピッタリだと言っていました。ぜひ、新潟の地酒と合わせましょう」

 と語るのは、『にっぽん全国100駅弁』の著者で、鉄道カメラマンの櫻井寛氏。この駅弁を食べる際は、オススメのシチュエーションがあるという。

「主要販売駅の直江津駅は、明治時代から鉄道の町として発展してきました。その名残で、駅構内の『直江津D51レールパーク』には、蒸気機関車が保存されています。それを眺めながら食べる駅弁は、格別ですよ」(前同)

 第8位は、『高原野菜とカツの弁当』(山梨県)。この商品を推すのが、鉄道をテーマにしたメディアやイベントで活躍する、乗り鉄タレントの斉藤雪乃氏だ。

「1970年の誕生時から、ずっと新鮮な生野菜を入れている駅弁です。現在は、どこでもサラダが買える時代ですが、それを50年以上前に実現していたのは、本当にすごいこと。レタスやセロリなどシャキシャキ食感の高原野菜はもちろん、優しい味わいのチキンカツも絶品ですよ」

 主要販売駅は、八ヶ岳山麓にある、標高1375のJR線最高地点を通る、小海線と中央本線の接続駅である小淵沢駅。爽やかな高原の空気を吸い込みながら食べれば、野菜もカツの味も引き立つはずだ。

■第7位は佐賀県の駅弁

 第7位に入ったのは、『焼麦弁当』(佐賀県)だ。

「焼麦と書いて、“シャオマイ”と読みます。つまり、中華のシューマイですが、こちらの特徴は、酢じょうゆをつけて食す“九州流”の食べ方。餡も広東風のあっさり味で、上品なおいしさです」(前出の望月氏)

 きたる9月23日には、『西九州新幹線』(武雄温泉~長崎)が開通する。それと接続する特急が止まる新鳥栖駅でも購入できるということもあり、まさに旬の弁当と言えるだろう。

「この焼麦弁当を手がけるのは、1892年創業の老舗駅弁屋『中央軒』。駅弁ファンの間では、“東の崎陽軒、西の中央軒”といわれる、シューマイ弁当の2大巨頭なので、ぜひ一度、ご賞味ください」(前同)

 続く第6位には、『かつおたたき弁当』(高知県)がランクイン。以下は、高知県在住の読者からの投稿である。

〈岡山県から瀬戸大橋で海を渡り、四国山地を越え、高知駅まで続く特急列車『南風』。雄大な景色を望める、この列車旅のお供には、生のカツオのたたきが入った、『安藤商店』の弁当が欠かせません。肉厚なカツオの身に、カボスをキュッと搾り、それを肴に地酒に舌鼓を打つ。車窓の絶景も相まって、夢見心地な気分に浸れます〉

 生ものを弁当として提供しているのは、非常に珍しいこと。それだけ新鮮なカツオのたたき、一度、味わってほしい。

 気になるベスト5は、9月12日発売の『週刊大衆』9月26・10月3日号にて大発表!

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