「七本槍」戦国武将・福島正則の悲運…忠義の深さゆえに改易に処された!? (2/3ページ)

Japaaan

その理由は「広島城を無断で修復してしまったから」と言われています。なぜ城主が自分の城を修復しただけで、領地を没収されてしまうのでしょうか。

広島城二の丸平櫓

その理由は、大阪の陣の後で幕府から発布された「一国一城令」で、これによって大名たちは一国に一つの城しか保有できなくなりました。さらに武家諸法度で新たに定められた決まりによって、城を修復するにも幕府の許可が必要になりました。

これに反したかどで、彼はお咎めを受けることになったのです。

罪状は幕府側の「口実」?

正則は広島城の他に、新たにもう一つ城を築城したことで、幕府からお咎めを受けました。

これが後を引いたのか、台風の被害を受けた広島城の修復を申請しても、2カ月経ってもなかなか許可を得ることができませんでした。

それで彼は、無許可のまま広島城の修繕を行います。これが武家諸法度に違反していると見なされたのです。

この違反について、正則は幕府に謝罪し、修繕部分を破却することで許されることになりました。

しかし破却に不足があると判断され、最終的に改易となります。

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