関東軍が満州事変を起こした本当の目的は何だったのか?ソ連対策と「リストラ阻止」のための策謀 (2/3ページ)

Japaaan

万が一戦争になった時に備えて、防衛するにしろ侵攻するにしろ、関東軍は有利な場所に拠点を確保したいと考えていました。

もともと、満州での日本の権益として条約上認められていたのは、旅順と大連の小さな土地と、南満州鉄道沿いの付属地だけでした。

よって、関東軍もそこの守備だけを任されていたのですが、対ソ連の戦略的軍事拠点とするためには、満州全土を掌握する必要があります。

しかしそれは、日中の外交交渉で認められることではありませんでした。満州全土を自由に使えるようにするには、軍事力によって支配するしかなかったのです。

またソ連との位置的な関係だけでなく、満州は軍事物資を確保するのにもうってつけの場所でした。満州には炭鉱があり、石炭や鉄鉱石が採掘されていたからで、実際、当時の関東軍の参謀だった石原莞爾もそれははっきり明言しています。

満州事変の首謀者だった石原莞爾

つまり関東軍は、満州の植民地支配を目論んでいたのでした。

「軍人リストラ回避」説

そしてもう一つ、満州事変の本当の狙いと考えられているのが、軍人のリストラを回避するためというものです。

第一次世界大戦後、世界は軍縮の流れに傾いており、日本も1930年にはロンドン海軍軍縮条約に署名しています。これは第一次世界大戦の戦勝国であるイギリス、アメリカ、フランス、イタリア、日本の海軍の軍事力の増強を制限する条約でした。

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