陸上自衛隊と米陸軍との共同訓練「オリエント・シールド22」とは?「中国軍撃退」の極秘訓練に潜入!

日刊大衆

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 日本列島に、隣国から魔の手が伸びてきている。

「9月21日、海上保安庁の石井昌平長官は会見で、中国当局の船による接続海域の航行や領海への侵入が“極めて深刻”と発言。この9月で、政府が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を国有化してから10年。岸田文雄首相は中国の領海侵犯には“力でなくルールで解決すべき”と言っているが、ロシアのウクライナ侵攻後、習近平国家主席は尖閣や台湾など、領土的野心を一段と強めています」(全国紙防衛省担当記者)

 こうした中国の動向に西側諸国が神経を尖らせる中、8月14日から9月9日にかけ、日の丸陸上自衛隊と、世界最強を誇る米陸軍との共同訓練、『オリエント・シールド22』が行われた。

「直訳すれば“東洋の楯”。南西諸島海域への進出を狙う中国に対する楯となり、最初に狙われる島々を守るための日米合同訓練です。今年で3回目のこの訓練は、両国の同盟の結束を示す、重要なものになっています」(前同)

 まず実働訓練の初日となった8月28日、大矢野原演習場(熊本県山都町)では、対戦車ミサイルの実弾射撃訓練が行われた。

 現地で取材した軍事ジャーナリストの笹川英夫氏は、日米両軍の実力を目の当たりにしたという。

「米軍はウクライナ軍に供与して、ロシア軍に大きなダメージを与えている『ジャベリン』を2発発射。2キロ先の標的に見事命中させました。一方の自衛隊は、米軍のものより一回り小型で、“和製ジャベリン”と呼ばれる『01式軽対戦車誘導弾』を発射しています」(笹川氏=以下同)

 どちらのミサイルも、持ち運びが容易にできることが特長の一つだ。

「歩兵2人で発射でき、また、誘導弾なので命中率も高いですね。仮に、中国軍が島嶼戦で戦車を使用しても対処できるでしょう」

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