恐竜を絶滅させた小惑星は巨大津波を引き起こし48時間で世界中の海岸に到達していた (3/5ページ)
4時間後、津波は「中央アメリカ海路」(当時、北米と南米を隔てていた海路)を抜けて、太平洋にまで到達した。
小惑星の衝突から丸一日が経過した頃には、太平洋と大西洋の大部分を横断し、インド洋には東西から津波が押し寄せた。そして48時間後、津波は地球のほとんどの海岸線に到達した。
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こちらは衝突から24時間経過後の津波の高さ。5メートルの波が現代の日本があるあたりまで押し寄せている / image credit: Range et al. in AGU Advances, 2022
津波は主に東と北東に広がり、北大西洋へ到達。また中央アメリカ海路を経て、南西に流れ込み、南太平洋にも広がっている。
こうした地域では水の流れが速く、時速0.6キロを超えていたと推定されている。これは海底の細かい堆積物を侵食する速度だ。
一方、南大西洋・北太平洋・インド洋・現在の地中海など、津波の影響をほとんど受けなかっただろう地域もある。シミュレーションによると、これらの地域の水流は時速0.64キロ以下だった。