肉体を持たない分離された脳細胞にも知性のようなものが備わっている。ミニゲームをプレイすることに成功 (3/4ページ)
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神経細胞の顕微鏡画像。蛍光マーカーの色が異なる種類の細胞を示している。緑は神経細胞と軸索、紫は神経細胞、赤は樹状突起、青は全細胞を示す。複数のマーカーが存在する場合、色は統合され、割合に応じて黄色またはピンク色に表示される / image credit:Cortical Labs・意識の研究に革命を起こす可能性
研究グループよると、この「合成生物学的知性モデル」は、意識の研究に革命を起こす可能性があるそうだ。さらに病気や薬を研究する際、動物実験や不完全な数理モデルに頼る必要もなくなるかもしれないという。
ケーガン博士は、「知性の理解へ向けた新たなフロンティア」と語る。
こうした研究を通じて、「人間であるとはどういうことか?」「生きて知性があるとはどういうことか?」など、常に変化する世界で情報を処理し、感覚を感じる存在の根本的な部分に触れられるだろうという。
そのための第一歩として、彼らはお酒に酔った神経細胞の自己組織化を観察する予定であるそうだ。
「酔っ払った人のように、神経細胞のプレイが下手になるのかどうか確かめてみるつもりです」と、ケーガン博士は述べている。
この研究は『Neuron』(2022年10月12日付)に掲載された。