節電ポイントは絶対にもらうべし!値上げ地獄を無理なく、楽しく!プロ直伝「生活防衛の裏技」

日刊大衆

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 春から続く値上げラッシュだが、この10月、ついにピークを迎えた。

「『帝国データバンク』の調べによると、今月だけで6500品目が値上げされます。値上げされる品目は、日常的に使う食料品から、ビールや加熱式タバコ、インスタントコーヒーなどの嗜好品、外食メニューなど、日常生活すべてに及びます」(全国紙経済部記者)

 それぞれの値上げ幅は数十円でも、チリも積もれば山となるで、年間で家計負担が7万円増えるという試算もあるという。

「一方、庶民の賃金水準はこの25年間、上がっていません。しかも、来年の春以降、電気代が2〜3割も値上げされる見込みですから、もはや家計は壊滅状態。生活を守るための努力は、必須という状況です」(前同)

 しかしながら、悲観していても、この値上げ地獄は変わらない。そこで今回、値上げ地獄を笑顔で生き残るための節約術を、プロに伝授してもらった。

 ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーの丸山晴美氏が勧めるのは、節電ポイントだ。

「各家庭で節電に努めた分だけ、各電力会社などで使えるポイントが国から付与される制度です。一番の魅力は、登録するだけで2000ポイントがもらえること。登録期限は12月31日ですから、まだ間に合います。お使いの電力会社などに問い合わせてみてください」

 たとえば東京電力なら、入手したポイントを「ナナコ」などの電子マネーのポイントにも交換できる。

「さらに2023年の1〜3月に、前年より3%以上節電した家庭に、月1000円相当のポイントが上乗せ補助されることになりました。ゲーム感覚で節電を楽しみ、ポイントを稼いでみるのも一興です」(家電ライター)

■冬の節電対策は?

 これから日本列島を直撃する冬の節電対策の極意について、節約アドバイザーの和田由貴氏が解説する。

「家庭で使う年間エネルギー量の3分の2が暖房と給湯なんです。それだけに冬場は、暖房を効果的に使うと、夏よりはるかに節電効果が高くなります。冷気は重たいので部屋の下に、暖かい空気は逆に軽いので上に向かいます。暖房をつけてもなかなか暖まらないのは、このため。そこで、扇風機などを天井方向に向けて暖かい空気を部屋全体に行き渡るようにし、部屋の上下の寒暖差をなくすことがコツです」

 エアコンの取り扱い方では、設定温度に加えて湿度にも注意したい。前出の丸山氏が言う。

「部屋の湿度を60%前後にすると、体感温度がアップします。かといって、加湿器の使い過ぎは節電になりません。洗濯物の部屋干しの他、入浴後に風呂場のドアを開けて、部屋の中に湿気を入れるといった工夫をしましょう」

 次に、暖房器具の使い分け方も冬の節電のコツだ。

 暖房器具にはエアコンなどの対流式、電気ストーブなどの器具そのものが発熱する輻射式、そして、電気毛布やホットカーペットなどの熱伝導式の3タイプがある。タイプ別の有効活用法について、前出の和田氏がアドバイスする。

「たとえば、広いリビングで一人、映画を楽しんでいるような場合、部屋全体を暖める必要はありません。自分だけが暖かくなればいいので熱伝導式の暖房器具が最適です」

 暖房による節電に成功したら、給湯、つまり、お湯の節約に着手したい。お湯で問題になるのが、やはり使用量の多いお風呂。ここで注意したいのは、節約のために夏と同じようにシャワーですましていると、逆効果になる場合があるということだ。

「シャワーを約15分使うと、お湯の量は浴槽1杯分に相当します。特に冬場は長くシャワーを使う傾向にあり、一人暮らしならともかく、家族がいたら逆効果。もちろん追い炊きは禁物なので、時間を決めて家族みんなが続けてお風呂に入りましょう。難しいなら、100円ショップなどで売っている保温シートを湯船に浮かべて、フタをしておけば、お湯が冷めにくくなります」(和田氏)

 続けて、見落としがちなのが部屋着だ。保温性の高い部屋着にするのも一つの手だが、体感温度を上げるコツがネックウォーマーなどの活用だ。

「手首や足首、首回りには動脈が通り、そこを温めることで血流がよくなって、体感温度が上がります。家でマフラーを巻くのは、不自然かもしれませんが、レッグウォーマーやネックウォーマーなら、抵抗感もあまりないのではないでしょうか」(和田氏)

 10月17日発売の『週刊大衆』10月31日号ではこのほかにも家計を助ける防衛術を大特集している。

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