10年間自ら歯を抜き続けた50歳男性、ビールを鎮痛剤に 歯医者の予約取れず社会問題化? (2/3ページ)

リアルライブ



 『Daily Mail Online』によると、イギリス人の約4分の1は予約確保が困難な状態にあると2022年9月の調査で明らかになったという。また5人に1人が、男性のように自ら歯の治療を行うDIY歯科治療をしているそうだ。同記事によるとコロナ禍で多くの歯科医が辞めてしまい、今後さらに予約が取りづらい状況が続くと予想している。海外ニュースサイト『Mirror』によると、もともと英国では歯科医に対する訴訟が最も多くストレスを抱えるのはもちろん、訴訟内容によっては割に合わない可能性が出てくる問題があった。それに加え、海外ニュースサイト『Yahoo News UK』などによると、政府が資金的なサポートをしているものの、コロナ禍で歯医者に訪れる人が減少し、運営が困難となり廃業した歯科医も多い。もともと歯科医が少なく予約は取りづらかったが、コロナ禍でさらにそれが加速した形だ。

 なお、歯科医向けに歯科医療に関する情報を発信しているニュースサイト『Dentistry Today』によると、DIY歯科治療は周囲の歯にも損傷を与え、長期的な問題につながるとイギリスの歯科学会(ADG)が警告している。またアメリカやイギリスの多くの歯科医がホームページなどでDIY歯科治療は口腔感染症を引き起こし、より深刻な歯の問題を抱える可能性があること、かみ合わせが変わり顎関節に悪影響を与えること、歯周病のリスクがあることを伝えている。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「自分で歯を抜くなんて想像しただけで痛い。どれくらい予約が混んでいたのか知らないけど予約を待つべきだった」「予約が取れないだけでDIY歯科治療をしようとする考えが理解できない」「鎮痛剤代わりにビールを飲んだというのが衝撃的」「確かにイギリスの歯医者の予約は取りづらい。数カ月待ったこともあった」「イギリスでは予約が取れなくて嫌になるけど10年以上DIY治療をするのはやりすぎ」「TikTokでも歯を削ってストレートにする方法の動画がはやっていた。若い世代が今度、歯医者に行かなくてもある程度のことは自宅でできると思いそうで怖い」といった声が上がっていた。

 男性の行動は理解し難いが、実際、DIY歯科治療をしているイギリス国民は少なくはないようだ。
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