Ado、トラジャは大丈夫?J-POP「全米進出そろって討ち死に」黒歴史!X JAPAN、宇多田ヒカルも…
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宇多田ヒカル
人気歌手のAdo(20)が、10月24日に20歳の誕生日を迎え、全米進出を発表。自身が所属しているユニバーサルミュージック傘下にあるアメリカの老舗レーベル、ゲフィンレコードとのパートナーシップを締結した。
発表に先立ち、自身のYouTubeチャンネルには、2002年生まれの自身と同年代に向けた『2002年生まれの全てのみなさまへ』という動画を投稿し、全米進出に向けた決意表明を語っている。
以下、動画内でのコメント全文。
『皆様こんばんは、Adoです。本日私Ado、20歳の誕生日を迎えました。今年の4月から18歳以上が成人になりましたが、やっぱり私にとって20歳になるという事はすごく特別で、まだ実感はありませんが、あ〜大人になったんだなと感じております。10代の頃は、大人はこう…大人がどう…大人は大人は と、大人を自分と別の世界の者のように話していましたが、その頃話していた大人に私もいよいよなりました。良い意味でも悪い意味でも大人は子供達10代に影響を与えます。この先自分がどんな人間になっていくのかはわかりませんが、カッコいいと思える大人になりたいなと思っております。
私の胸元に付いている青い薔薇。この青い薔薇は、自然界にある花の中で、薔薇だけは青い色は存在しないと言われていました。そのため、青い薔薇の花言葉は「不可能」、「存在しないもの」でした。しかし、2002年日本から遺伝子の組み換えによってついに、世界初の青いばらが誕生したのです。青い薔薇の花言葉は「夢かなう」に変わりました。
その2002年に生まれた私たちが今年、20歳を迎えます。大人になっても夢を見ることができて、そして10代、子供達にたくさん夢を見せられる大人になれるよう、同い年の皆様、一緒に未来を作りましょう。
最後に、私も私自身の限界に挑戦するために、今回アメリカのゲフィンレコードとパートナーシップを結ぶ事になりました。世界的な有名なチームと一緒にJ-POPを、VOCALOIDを世界に発信していきたいと思っております。10代にカッコいいと思われる20代に、世界にカッコいいと思われる日本人に、そして自分でカッコいいと思える人間になれるよう、「大人」の皆様、一緒に生きていきましょう。』
このように、全米進出に向けてコメントを発表したAdo。ファンからは、
《同い年の方が日本だけでなく世界でも活躍しているだけで活力が湧いてきます》
《非常に素晴らしい。結果がどうなろうと挑戦した事を褒め称える。拍手を送りたい》
《「良い意味でも悪い意味でも大人は子供達10代に影響を与えます。」が心にグッと刺さった》
《10代のAdoちゃんもあんなに凄かったのに、20代スタートした途端更に大きくなっていくのマジでかっこいいよ、、》
《人生が悲しくなっても、私を元気にしてくれる音楽を作ってくれてありがとう。ずっと歩みを見守っていきたいと思います》
と、20歳の果敢な挑戦に数多くのコメントが寄せられた。
この度、アメリカのゲフィン・レコードとパートナーシップを結びました。
— Ado (@ado1024imokenp) October 24, 2022
アメリカを始め、世界での活動に力を入れていきます。これからの活動を楽しみにしていてください!
※Ado公式ツイッター「@ado1024imokenp」より
「今回のAdoさんの全米デビューの発表には、音楽ファンのみならず、同世代と見られる若い世代からのコメントも多く見受けられました。
また、パートナーシップを結んだゲフィンレコードは、正式には『インタースコープ・ゲフィン・A&M』として3つのレーベルが統合されたレコード会社で、海外の3大メジャーレコード会社のユニバーサル・ソニー・ワーナーの1つ、世界最大の音楽企業『ユニバーサル ミュージック・グループ』傘下でもあります。
これまでジョン・レノン、エルトン・ジョン、ニルヴァーナをはじめとしたロックミュージシャンの発掘を得意としており、音楽界に多大なる影響力を持つレコード会社でもあります。
近年では、昨年10月に世界的大人気のK-POPグループ“BTS”がソニー傘下のコロムビア・レコードから、同じレーベル系列でもあるインタースコープに移籍した事でも話題になってましたね」(芸能誌記者)
また、Adoが劇中歌を担当した人気アニメ“ONE PIECE”の劇場版『ONE PIECE FILM RED』が、興行収入170億円を超える大ヒットを記録。さらに、この秋からは海外での動きが開始し、来月11月4日には北米での公開が予定されている。
■《ジャニーズ初》の世界同時デビュー!“TravisJapan”異例づくしの全米進出発表ー
Adoだけでなく、この秋ジャニーズからついに世界進出を果たすグループが現れた。
「ジャニーズJr.で長年活躍してきた“TravisJapan”、が“寅年・寅の日”の10月28日にデビューします。そんな“トラ”ビスジャパンの結成は、10年前の2012年とジャニーズの中でも苦労人のグループでもある。
これまで、メンバーの脱退と増員を繰り返していましたが、2022年からはアメリカ・ロサンゼルスへ無期限の留学とメンバー7人全員で共同生活をグループのインスタグラムで発表し、ファンの間で話題になっていました」(芸能誌記者)
そんなTravisJapanも、Adoと同じくユニバーサルミュージック傘下の『Capitol Records』から全世界メジャーデビューをすると、9月28日の『文春オンライン』で報道された。
記事によると、アメリカで先行デビューした後、逆輸入という形で日本デビューする予定で、国内ではユニバーサルミュージックからそれぞれCDを出すことになったと報じられている。これでKing & Princeに続き、『ジャニーズユニバース』から2組目が誕生することになりそうだ。
「ジャニーズ事務所の副社長に元タッキー&翼の滝沢秀明さんが就任した2019年から、現在までジャニーズから毎年新たなグループがデビューを果たしています。これは滝沢さん自身がジャニーズJr.出身であるからとされていますが、2021年3月からは23歳以上のタレントは所属事務所との契約継続の合意がないと退所とするジャニーズJr.への年齢制限を設けるなど、Jr.への厳しい対応も話題になりました。
しかしそんな滝沢さんもJr.たちのデビューに意欲的で、今回のTravisJapanは平均年齢25歳と“大人ジャニーズ”にもかかわらずデビューできたのは、滝沢さんの親心とも言われていますね」(芸能誌記者)
■世界進出も全敗のJ-POP!これまでの黒歴史と希望
今回全米進出を宣言したAdoや、全米デビューを果たすTravisJapanだけではなく、これまで数々のJ-POPのアーティストが世界進出を果たしてきた。
しかし、その結果はというとーー。
「これまで世界進出を宣言したJ-POPアーティストというと、X JAPANを思い出す人も多いと思います。1989年にメジャーデビューをした後、1992年にワーナーミュージックと契約し世界進出を目指すも、実情は成功とは言い難い結果でした。
世界進出後にリリースされた彼らの最大のヒット曲『Tears』(1993年)の売上枚数は83万枚で、これは世界進出前にリリースされたシングル『Say Anything』(1991年)の売上枚数53万枚と比べて、わずか30万枚増えただけでした。
その後は売上が急降下し、ラストシングルの『THE LAST SONG』(1998年)は9万枚という結果に終わっています。ライブシーンではカリスマ的な人気を誇りますが、“売上”という部分では微妙なところです」(芸能誌記者)
他の世界進出を果たしたアーティストはどうか。
「X JAPAN以外にも、テクノポップユニットのPerfumeも2012年頃から海外公演を始めました。しかし、こちらも海外進出をして売れたと言えるのか分からない状態でしょう。
アメリカの人気野外フェス“コーチェラ・フェスティバル”に出場するなど、海外人気を謳っていますが、シングル13枚目の『レーザービーム/微かなカオリ』(2011)で12万枚を記録した以降は売上が減少し、今年3月に発売した27枚目シングル『Flow』では、2万枚と全盛期に遠く及ばない数字でした。国内でもオリコン週間ランキング5位という結果に終わっています。
さらには、日本を代表する歌姫のひとりである宇多田ヒカル(39)さんも、2004年に全米進出しています。当時日本では絶大な人気を誇っていた宇多田さんですが、満を持して“Utada”というアーティスト名で全米デビューを果たすも、結果は全米チャート初登場160位と惨敗した苦い過去があります」(芸能誌記者)
これまで数々のアーティストが世界進出を宣言してきたが、その後は、しれっと日本での活動がメインになるのがお決まりのパターン。しかし、今回のAdoやTravisJapanは、これまでのアーティストと違う点があるというーー。
「Adoさんは、自身のYouTubeチャンネルにこれまでリリースしてきた楽曲MVを投稿しており、その全てに英語やスペイン語などの外国語字幕をつけています。
このことで、海外のファンがAdoさんの楽曲に触れることができて、コメント欄には日本のアーティストにはめずらしく、外国語のコメントが多いことが特徴です。また11月に北米公開されるワンピースの新作映画『ONE PIECE FILM RED』に登場する重要なキャラクター“UTA”(ウタ)の歌唱パートを務めたのがAdoさん。ニューヨークの世界的な観光スポットであるタイムズスクエアを、ワンピースの映画がジャックし、ファンが殺到したことも話題になりました。
この超強力なブーストがデビュー前にかけられたAdoさんは、全米でも通用するんじゃないでしょうか。
また、TravisJapanはデビュー前にアメリカ留学をしていた際に、世界的なダンス大会『World of Dance Championship WEEK 2022』で、観客賞を受賞したり、公式YouTubeやインスタでは英語で投稿するなど、デビュー前にもかかわらず海外ファンに向けてのコンテンツ作りを徹底しています。
このように、デビュー前からの海外に向けてのマーケティング活動が、これまでの海外進出したアーティストとは違うポイントだと思いますよ」(芸能誌記者)
これまで全米進出の壁をなかなか超えられなかったJ-POP。Adoとトラジャの2組には、ぜひとも成功してほしいーー。
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