ヤクルト・村上、日シリ残り試合ではもう打てない? 第4戦で露呈した致命的弱点は (1/2ページ)
“投手心理”というヤツだろう。全力投球の「強いボール」よりも、「緩い変化球」を投げる時の方がコワイ、と――。だから、その「緩い変化球」にウィニング・ショットが選択された時は、開き直るくらいの気持ちにならなければやっていけないそうだ。
日本シリーズ第4戦は、完封リレーでオリックスが勝利した(10月26日)。勝敗を分けたのは「緩い変化球」だった。
「初回のヤクルトの攻撃、一死一・二塁の場面で主砲・村上宗隆に打席が回ってきました。ここで村上を抑えたのが大きいですよ」(プロ野球解説者)
得点好機はほかにもあった。しかし、初回のチャンスで先制点を挙げられず、この日のヤクルトは試合主導権を握ることができなかった。
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村上はこの初回の好機で、平凡なセカンドゴロ。オリックスの先発・山岡泰輔がウィニング・ショットに投じたのは“緩い変化球”、チェンジアップだった。
「山岡は普段からチェンジアップを投げてきました。でも、この試合では、村上をセカンドゴロに仕留めた時まで一球も使っていませんでした」(前出・同)
チェンジアップを隠しておいたのだろう。
オリックスのスコアラー陣は、試合終了と同時にデータ解析をしてきた。どの球団もやっていることではあるが、「昨年のリベンジを!」と躍起になっているそうだ。
「第3戦先発の宮城大弥の投球がヒントになったのでは? 宮城は曲がり幅の大きい、緩いカーブを多投し、ヤクルト打線を苦しめました」(在阪メディア)
宮城は村上と3打席対戦し、3打数1安打。第1打席では内角への直球でバットをへし折ってのピッチャーゴロに仕留めたせいか、「力勝負」の印象も強い。しかし、そうではなかったのだ。
「遅い変化球に対し、さすがの村上も待ち切れず、ほんのちょっとだけど、体の開きが早くなるんです。