西島秀俊×中村倫也『仮面ライダーBLACK SUN』、視聴者大荒れの安倍元首相、麻生太郎氏「モロ連想」描写と「意外すぎる3人の怪演者」! (5/5ページ)
本筋とは全く関係ないところで、2012年に起きた安倍元首相の“3500円カツカレー報道”を意識したような場面があったほか、ネットで有名な“野党の答弁に2人で笑う安倍と麻生”の構図に露骨に寄せたカメラワークなどもあり、寺田さんはさすがベテランというべきか、表情や“姿勢”の演技が完璧に麻生さん独特の雰囲気を完全再現していましたね。
詳細は伏せますが、旗色が悪くなったら“解散総選挙”でうやむやにしようとする、という会話もあり、暗に“自民党を揶揄しているのではないか”という考察もあります」
実際に本編を鑑賞したファンからは、
《仮面ライダーBLACK SUNまだ一秒も観てないんだけど寄せかたが明らかに安倍と麻生なのじわじわくるな。》《改めてちゃんとキャラを殺す作品ってなにか訴えかけてくるものあったしなんか政治の描写とかまんま自民党だしww》《BLACK SUN、「総理!総理がお答え下さい」とか野党ディスる総理大臣とかの現状の野党&自民党完コピが完コピと言っていいレベルだったと思うんだけど何あれ》
といった声がSNSに多く上がっている。
■政治色の強い作風に評価は大荒れ!
こうして役者陣の演技が高く評価されている一方で、従来の『仮面ライダー』に比べて非常に政治思想が色濃く描かれた作風は、純粋な“怪人と人間の対立劇”や“改造人間の悲哀”といった要素に期待していたファンには合わなかったこともあり、評価は賛否がくっきり分かれてしまった。
《政治風刺が露骨すぎる》《今の世界情勢とあんましマッチしてない政治思想が垣間見えて嫌だな…》《自分が1から作り出した作品ならともかく、仮面ライダーというビッグブランドを借りといて、自分の政治思想を混ぜ込んで来るとは…》
そんな批判の声も多い。
「視聴者に解釈を委ねる、考えさせる作風とも言える。“生誕50周年”という大作だし綿密な話し合いのうえ制作陣も、こうなることは想定してGoサインを出したと考えるのが自然でしょうが、どうしても政治の右翼左翼の話題は荒れやすいし、全体的な尺を政治の話題に割きすぎた感はあります。
役者陣の重厚感ある演技や画作りはいいし、極端にシナリオが破綻しているわけでもないので、こればかりは評価が割れるのもやむなし、といった感じですね」
非常に政治色の強い作品になった『仮面ライダーBLACK SUN』。そこから何を汲み取るかは、観る人次第というところか――。