キンプリも「解体」“大激震”のジャニーズ!香取慎吾「異例発言」の深すぎる意味…SMAP解散時からの「大変身」で新しい地図と「縮まる距離」

11月4日夜、King&Princeの平野紫耀(25)と岸優太(27)、神宮寺勇太(25)の3人が2023年にグループを脱退し、ジャニーズからも退所することが発表された。ファンとジャニーズ事務所は激震に見舞われているが、別な事態も持ち上がっているという。
10月31日、突如、滝沢秀明副社長(40)の退任および退所と、元V6の井ノ原快彦(46)がグループ会社「ジャニーズアイランド」の社長を引き継いだことが明らかになった。この出来事に意外な元ジャニーズが言及し、大いに注目を集めているのだ。
「元SMAPで現在は稲垣吾郎さん(48)、草なぎ剛さん(48)と『新しい地図』として活動している香取慎吾さん(45)です。奇しくも今回の発表があった直後の11月2日に、都内で個展『WHO AM I―SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR―』の記者発表会が開かれていて、そこで報道陣から今回の一件についてコメントを求められていたんです」(女性誌編集者)
香取は、今回事務所を去る滝沢氏に対して、「僕も新しい人生を踏み出すとき、ゼロだって思ってたんですけど、ゼロじゃなくて、応援してくれるファンの皆さんがたくさんいることを忘れないでほしい」とコメントした。
この言葉には、実はもっと詳細で深いものがある。香取自身、2017年にジャニーズを辞めた際に「ゼロからのスタート」と思っていたというが、
「道幅の狭い所を、3人でなんとか切り開いて進んで行かなければと思ってドアを開けたら、応援してくれるファンの人たちや、一緒にモノ作りをしてくれる人たちがいっぱいいて」
「もしかしたら”ゼロから始める”という考え方はすごく独りよがりで、カッコつけてただけなのかも・・・って気が付いた」
と、2018年11月にWEB版『GINGER』で語っていたのだ。
そして、香取は今回、井ノ原に対しても、「井ノ原君にも滝沢君にも頑張ってほしい。イノッチにもタッキーにも個展観に来てほしい」と明るく呼びかけて、取材は別の話題へと移った。
「1977年1月生まれで87年に入所した香取さん、76年5月生まれで88年に入所した井ノ原さん、そして77年1月生まれで89年に入所したTOKIOの松岡昌宏さん(45)。この3人は同学年だったこと、入所の時期が近かったこともあり、10代のころはよく遊ぶ仲だったことで知られています」(前同)
■10年前に貰った香取の絵をずっと大切にしている井ノ原
3人は大人になって共演の機会は減ったものの、2016年3月のラジオ『V6 Next Generation』(JFN系)で井ノ原は「この人がいるから自分も頑張れるという存在はいるか」という質問に、「やっぱり同い年だから俺もありますね。松岡くんと香取くんには思いますね」としたり、同年6月の『TVstation』(ダイヤモンド社)で「断捨離」の話題の際は、「10年ぐらい前に(香取)慎吾がくれた絵があって。パソコンで描いたものをUSBでもらって、それはデータだけじゃなくて物として残したいので、キャンバスに印刷しました」としたり、井ノ原はたびたび香取との友情を感じさせるコメントをしてきた。
「しかし、知っての通りSMAPは2016年に解散騒動が大事になったうえ、真相は当事者のみ知ることとはいえ“香取と木村拓哉(49)の不仲が限界を迎えたから”という説が有力視されていたり、解散ライブはおろかラストに歌番組への出演もなかった。とにかく“円満”という空気とはかけ離れた幕引きになりました。
そのため、新しい地図、特に香取さんはジャニーズ事務所との関係が非常に悪いまま辞めた、と考えられてきました」(前出の女性誌編集者)
それを体現するように、2019年7月、ジャニーズ事務所に「テレビ局に『新しい地図』を出演させないよう圧力をかけた」と公正取引員会の注意が入ったことが明らかになっているほか、香取や他メンバーがSMAP時代について語る際は、不自然なまでに「木村くん」「キムタク」というワードが一切登場しない。
また、「圧力」ではなく「忖度」が原因と考えられているが、2021年1月クールの香取主演ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京)の主題歌について、「HYを起用予定だったが、当時所属していたユニバーサルミュージックがジャニーズ事務所に忖度して辞退させたのでは?」という疑惑を、今年2月9日に『文春オンライン』に報じられたこともあった。
■井ノ原も「SMAP超えのタブー」に言及したばかり
「それだけに、今回、香取さんが滝沢さんや井ノ原さんにエールを送った姿勢を見ると、SMAP解散時、ジャニーズ退所時とは劇的に態度が変わったことがわかります。当時、そして退所後しばらく後でも、いかに盟友の井ノ原さんだとしても、現役のジャニーズタレントに対してコメントするなんて考えられないことでしたからね。
2017年に事務所を辞めてから5年が経ち、『GINGER』での“ゼロから始める~”発言もそうですが、香取さんの中でも、ファンの思いに触れて大きく変わってきた部分もあるのでしょうね」(前出の女性誌編集者)
一方の井ノ原も、10月15日放送の『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)で「お金がないときに食べていたもの」にまつわるトークを展開した際に、ある種「SMAP」以上に現役ジャニーズにとっては過去にタブー視されていた話をさらっと語り、ファンを喜ばせていた。
「少年隊とSMAPにはかなりご馳走になってます、僕ね」
と話す井ノ原だが、それだけでは終わらない。
「『つばめグリル』に連れて行ってもらったなぁ。(SMAPの)森(且行)くんに連れて行ってもらったんだよ」「でも森くん、『グリルつばめ』って言うんだよね(笑)」
と、1996年にSMAPを辞めてオートレーサーに転身した森且行(48)の名前を出したのだ。
「森さんは、SMAPメンバーとは円満に別れているし、お別れ企画を『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で放送してはいたものの、ジャニーズ事務所にも内緒でオートレース試験を受験したことで、長らくその存在が“絶対タブー”視されてきました。
SMAPメンバーがさりげなく触れることはあっても、他のジャニーズタレントが名前を出すことはゼロに等しかった。それだけに、ファンを驚かせました。
そんな井ノ原さんが経営サイドに回ったわけですから、ジャニーズ事務所と新しい地図の関係も、以前より和らいでいくのでは……と期待したくなりますよね。
今回の滝沢副社長の電撃退所、大活躍していたキンプリの3人の衝撃の脱退&退所、その2つはより、香取さんと井ノ原さん、新しい地図とジャニーズの“雪解け”を後押しすることになるのではないでしょうか。どの芸能プロダクションでもそうですが、今後はよりタレントファーストになっていかざるを得ない。激震が走っているジャニーズにも、また変革の波が押し寄せていきますよね……」(前同)
10代をともに過ごした“仲間”の香取と井ノ原。当時と立場は大きく変わったが、あらためて道が交わるかもしれないーー。