キンプリ「分裂」で衝撃の「東方神起」化シナリオ!「5人中3人」脱退の「悪夢と希望」
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東方神起
11月4日、ジャニーズの人気アイドルグループ「キンプリ」ことKing&Princeからメンバーの岸優太(27)、平野紫耀(25)、神宮寺勇太(25)の3人が来年2023年5月22日で同グループを脱退。今後は永瀬廉(23)、高橋海人(23)の2人で「King&Prince」として活動を継続していくことが、所属するジャニーズ事務所から発表された。
この発表を受け、ネット上ではファンが阿鼻叫喚の嵐。《嘘でしょ》《信じられない》《なんでこのタイミングなの…》といった様々な声が上がった。その中で、あるアイドルグループを思い出すファンが続出していたという。
「東方神起ですね。多くの人がキンプリと東方神起を重ねていたようで、3人の脱退が発表された11月4日の夜から、#キンプリ”というハッシュタグと共に“#東方神起”もトレンド入りを果たす事態にまで発展していたんです」(芸能誌記者)
東方神起は元々、ジェジュン(36)、ジュンス(35)、ユチョン(36)、ユンホ(36)、チャンミン(34)の5人組で2004年に韓国デビューし、その1年後の2005年には日本デビュー。23枚目シングル『どうして君を好きになってしまったんだろう?』などの楽曲でオリコン1位を獲得し、2008年には紅白歌合戦初出場を果たすなど、日本のK-POPブームの火付け役となった。
しかし、2009年に韓国4大芸能事務所の1つである所属事務所の『SMエンターテイメント』に対して、メンバーのジェジュン、ジュンス、ユチョンが契約期間や収益配分の不当性を訴え、裁判を起こすという事態に。3人はその後、2010年に正式に脱退を発表した。
「当時、人気の絶頂にあった東方神起ですが、まさかの分裂騒動でした。裁判で明らかになった内容から所属事務所の当時の契約が“奴隷契約”とも言われ、その後、韓国では専属契約期間を7年と定める法改正まで行われるほどの社会現象にまで発展しました。
裁判の内容も注目されましたが、メインボーカルやセンターを含む3人が脱退した、前代未聞のグループの分裂も大きな注目になりました。
今回のキンプリの脱退劇も、ジャニーズという日本を代表する芸能事務所で、デビューして10年未満で人気絶頂の20代前半で、5人組グループから3人が脱退するという“キンプリ”と“東方神起”の多すぎる共通点が話題になってましたね」(前出の芸能誌記者)
ネット上では、
《キンプリ、東方神起になるんだ》
《5から2に減るグループ東方神起以外にあるわけないだろって思ってたけどキンプリもなんだ》
《キンプリと東方神起で事実な事は人数とファンのどうすることのできない悲しみだけなんだよ、ただそれだけ》
《人気絶頂で二十代前半、事務所の稼ぎ頭でちょっと前まで普通にツアー周ってた5人が突如3:2に分裂するのやめろ…》
《世界的に人気だった東方神起だって5人だったのがいきなり3人脱退して当時は大波乱だったけど、ユンホとチャンミンが命懸けで東方神起を守り抜いて今も相変わらず大人気だから、キンプリも永瀬廉くんと髙橋海人くんがグループを守り抜いてくれるはず。》
《東方神起は、爆発的な人気が出た事で良くも悪くもその稼ぎ出す莫大なお金絡みから始まった解れから分裂が起きたと認識してます。事務所が叩かれ、離れた3人より残った2人がその矢面に立たされ、本人達は勿論、2人の家族も命を脅かされる程のバッシングに遭いました…。キンプリの脱退と似てる⁉️》
といったように、両者のファンから様々な意見が続出していた。
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※SMエンターテインメント公式インスタグラム「smtown」より、画像左からチャンミン・ユンホ
■東方神起とキンプリの大きな違い
こうした共通点はあるものの、東方神起とキンプリの間には、大きな違いがあるという。
「今回のキンプリは、方向性の違いでメンバー同士の話し合いの結果、脱退に至ったという経緯がある。しかし、東方神起の場合は、突如としてメンバー3人が事務所との関係が悪化し、文字通りメンバー同士が2人と3人で分断しm1年半ほどの活動休止期間を経て結果的に脱退しています。
そのため、今回のキンプリの脱退に関して、東方神起ファンからは《キンプリの件で同じく5人から2人になった東方神起が話題に出てるけど、皆でちゃんと話し合って決めたキンプリと勝手に好きなこと言われて裏切られて3人に出て行かれた東方神起では地獄度がだいぶ違うよな…》《勝手に化粧品事業に手を出して分断した東方神起と方向性の違いで脱退するキンプリが引き合いに出されるの可哀想すぎる》と、脱退に至った経緯が根本的に違うという点が指摘されています」(前出の芸能誌記者)
さらには事務所の体制も決定的な違いがあるという。
「東方神起が所属しているSMエンターテインメントは日本でも大ブームを巻き起こしたBoAさん(36)や少女時代などが所属しており、いわゆる『K-POP第1世代』と言われる1990年代からのKーPOPを作った老舗のアイドル事務所です。
そんなSMエンターテイメントは、所属アーティストであるBoAさんと、BoAさんの先輩で1996年のデビューから2001年の解散まで韓国で絶大な人気を誇った元H.O.T.(エイチオーティー)のメンバー・カンタさん(43)を、2014年に理事として就任させている。現在までに、新規事業に参画するなど、アーティストを経営陣として雇用し成功している事務所でもあります」(前出の芸能誌記者)
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※BoAインスタアカウント「boakwon」より
ジャニーズ事務所も、2019年にタッキー&翼などで活躍していた滝沢秀明氏(40)が、子会社であるジャニーズアイランドの社長に就任し、タレントの経営参画を始めたが、11月1日にジャニーズからの退社を発表。
「滝沢さんは、ジャニーズのアイドルから社長になるということで、当初は話題になりましたが、わずか3年足らずで事務所を去ることになってしまった。このように、SMとジャニーズではやはり事務所の体制にも、大きな違いがあるようです」(前出の芸能誌記者)
■キンプリ、これからの希望
11月4日に、3人と2人に分裂してしまったキンプリ。しかし、彼らのこれからにも希望があるというーー。
「東方神起は、分裂騒動後の2011年からユンホさんとチャンミンさんの2人組として再始動。以来、これまで日本で行った7回のツアー全てでドーム公演を行っていて、2回は日産スタジアムといった大型会場での公演を成功させています。
これは、5人組だった時代のライブハウスツアー、ホールツアー、アリーナを2回ツアーを行い、東京ドーム1公演という活動と比べても、2人になってからのほうが会場の規模としては大きい。2人になっても圧倒的な人気は継続しているんです」(前出の芸能誌記者)
この東方神起の例は、5大ドームツアー、スタジアム公演などはまだ行ってきていないキンプリにとっては、2人組になったあとでも大きな希望となるだろう。
脱退を発表した岸、平野、神宮寺はグローバルな活動を行う、という目的があるという。3対2に分かれた5人の、それぞれの今後にも注目が集まるーー。