吉沢亮『PICU』自殺未遂にすい臓ガン発覚…鬱展開の連続と救いの南ちゃん・大竹しのぶの離脱に「崩壊の懸念」

吉沢亮(28)主演の月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)の第5話で、主人公の親友の自殺未遂に続き、母のすい臓ガンの疑いが発覚。鬱展開の連続に平均世帯視聴率が7.5%(ビデオリサーチ社調べ/関東地区)と、前回から1.6ポイントダウンするも、見逃し配信の再生数は好調を保っている。
同ドラマは、北海道の丘珠病院に勤務する小児科医、“しこちゃん先生”こと志子田武四郎(吉沢亮)が主人公で、幼いころに父を亡くし、母・南(大竹しのぶ/65)とふたり暮らし。新設されたばかりのPICUに異動を命じられ、小児集中治療のパイオニア・植野元(安田顕/48)と出合う。
11月7日放送の第5話は網走で救命医として働いている、武四郎の親友・矢野悠太(高杉真宙/26)が、丘珠病院に救急搬送されてくる。悠太は札幌のホテルに宿泊していて、ベッド脇で大量の睡眠薬が発見されたが、武四郎は悠太が自ら命を絶とうとしたことが信じられない。
そんな中、南が自宅で倒れる。武四郎の幼なじみで、南のバスガイドの後輩でもある、桃子(生田絵梨花/25)がフラダンス教室への迎えに来ていたときのことだった。南は「腰痛がひどくて。大丈夫」と気丈に振る舞ったが、武四郎が作った弁当を食べずに捨ててしまう。
その後、悠太からの手紙で自殺未遂だったことを知った武四郎は、「最低だよ。見損なったよ」と、生きたくても生きられない子を思って怒った。すると、南が「生きたくても生きられない人もいる、でも、その反対の人もいる。悠太の命は悠太のものだよ」と諭した。
■桃子・生田絵梨花にもトラブルが?
悠太は目を覚まし、武四郎と桃子、小児外科医・河本舞(菅野莉央/29)は安堵する。幼なじみたちの涙の感動シーンだったが、それに続くラストシーンでは、南が武四郎の部屋で医学書の「すい臓ガン」の項目を開く姿が。悠太の自殺未遂に続く、衝撃の展開となった。
視聴者のツイッター上の反響は、「しこちゃんは南ちゃんの言葉に気付かされ、励まされ、どれだけ救われてきたことか。何気ない日常の言葉も、深刻な場面でかける重めの言葉も、大竹さんだからこその説得力」などと好評で、重い展開ばかり続いているため、大竹が救いとなっているようだ。
しかし、まだドラマの中盤だというのに、母のガンの可能性が出てきた。そのため、「次は南ちゃんが危ないの? しこちゃんにはまだまだ南ちゃんがそばにいてあげないと。幸せそうな親子の食卓の時間が、これからもずっと続いてほしいよ」など、視聴者から懸念の声が相次いだ。
もし、大竹が離脱するようなことがあれば、小児医療のガチすぎる内容を中和していた、癒やしの親子シーンが見られなくなってしまう。さらに、出産を控えた桃子も、いまだに父親が登場していないなど、不安な要素が残っていて、出産がスムーズにいくのか心配だ。
ドラマの本筋となるPICUの現場でも、急性リンパ性白血病の少女、心臓移植が必要な少年を受け入れ、ツラい展開を予感させている。見逃し配信「TVer」のお気入り登録数が76万人を超え、ランキング上位を維持しているが、今後の推移が気になるところだ。(ドラマライター/ヤマカワ)