山崎賢人主演ドラマ『アトムの童（こ）』（ＴＢＳ系）で、山崎らに敵対する敵対するＩＴ企業社長を演じるオダギリジョーの“悪役ぶり”が話題になっている。ネットでは「オダジョーの嫌なゲーム会社社長ハマってる」「悪役の演技うまい」「本当に嫌いになっちゃいそう」など、称賛の声が見られた。悪役は作品を盛り上げるために欠かせない存在、そこで今回は１０～３０代の女性１００人に「悪役がハマるイケメン」について聞いてみた。

■第3位は横浜流星と山田孝之

　第３位（４.０％）は、横浜流星と山田孝之の２人が同率でランクイン。

　主演映画『線は、僕を描く』が公開中の横浜流星。今年５月に公開された広瀬すずと松坂桃李のダブル主演映画『流浪の月』では、束縛や暴力など婚約者に対して歪んだ愛情を持つ男を演じ、新境地を開いたと話題になった。２０２３年公開の主演映画『ヴィレッジ』で演じる、不法な労働に手を染めるダークサイドに堕ちていく青年役にも注目が集まっている。横浜には「女性を騙すような役も見てみたい」（２７歳／女性／主婦）、「詐欺師とかも似合いそう」（３１歳／女性／主婦）、「偉い人などを陥れるエリート社員も合っていそう」（３４歳／女性／総務・人事）。

　一方、２０２３年に竹野内豊とのダブル主演映画『唄う六人の女』が公開予定の山田孝之。２０１０年に放送の主演ドラマ『闇金ウシジマくん』シリーズ（ＴＢＳ系）では、威圧感のある冷酷非道な闇金業者社長のウシジマ役が印象深い。また２０１２年には、堺雅人と共演した映画『その夜の侍』では、出所後も悪事を繰り返す冷酷なひき逃げ犯役を熱演していた。山田には「とことん悪いアウトローも似合う」（２５歳／女性／企画・マーケティング）、「知能犯として完璧な事件を起こす犯罪者とかが見たい」（３９歳／女性／主婦）、「闇組織のボス的な悪役などが似合いそう」（２９歳／女性／主婦）など、さまざまな理由が挙がった。

■第2位は悪役にも定評がある藤原竜也

　第２位（７.０％）は、藤原竜也。

　２０２３年１月期の妻夫木聡主演ドラマ『Ｇｅｔ　Ｒｅａｄｙ！』（ＴＢＳ系）で、国際弁護士役を演じることが話題の藤原。クズ役にも定評があり、２０１３年公開の大沢たかお主演映画『藁の楯　わらのたて』では少女を惨殺し、１０億円の懸賞金がかけられた凶悪犯を熱演。２０１７年公開の伊藤英明とのダブル主演映画『２２年目の告白-私が殺人犯です-』では自身の連続殺人を告白し、日本中を翻弄する謎の男性を演じた。藤原には「突き抜けた最強の悪人が見たい」（３９歳／女性／公務員）、「イッちゃってる殺人鬼が似合いそう」（３９歳／女性／主婦）、「詐欺師とかも見てみたい」（３６歳／女性／パート・アルバイト）、「完全な悪人役をやってほしい」（２８歳／女性／事務職）、「悪役は何でも合いそう」（３４歳／女性／事務職）などの声があった。

■第1位は『半沢直樹』『六本木クラス』の悪役を演じた香川照之

　そして第１位（１４.０％）は、香川照之。

　７月期竹内涼真主演ドラマ『六本木クラス』（テレビ朝日系）で、主人公の最大の宿敵である権力者役を熱演した香川。２０１３年放送の堺雅人主演ドラマ『半沢直樹』（ＴＢＳ系）で、主人公の父親を自殺に追い込んだ張本人で“最大の敵”大和田暁が世間の注目を集め、終盤での土下座シーンも話題になった。今年８月に、香川が過去に行った女性への暴行疑惑を『週刊新潮』（新潮社）が報じ、香川もこれを認め、自身が出演していた『ＴＨＥ　ＴＩＭＥ，』（ＴＢＳ系）で謝罪。その後『週刊文春』（文藝春秋）がドラマ制作スタッフへの暴行疑惑を報じた。香川は、今期放送の『アトムの童』で、山崎賢人演じる若きゲーム開発者の敵役を演じる予定だったが、これも降板、替わってオダギリジョーがこの役を演じている。

　そんな香川を選んだ人からは「葉巻をくわえて金色アクセサリーつけて、思いっきり悪そうな役をしてほしい」（３７歳／女性／主婦）、「人としての感情を持っていない悪役が似合う」（３０歳／女性／自由業）、「どんな悪役でもハマると思う」（３２歳／女性／パート・アルバイト）、「印象に残る写真が悪役そのもののイメージ」（３１歳／女性／企画・マーケティング）、「いつも悪役をやっているイメージがある」（３６歳／女性／主婦）、「演技力もあるので何でもこなせると思う」（３４歳／女性／主婦）という期待の声が続いた。