TBS安住紳一郎アナ『THE TIME』「NO香川照之」で大逆襲開始!日テレ『スッキリ』終了、テレ朝・玉川徹氏「降板」で朝のテレビに「超異変」!!

日刊大衆

安住紳一郎アナ、香川照之
安住紳一郎アナ、香川照之

 お笑いコンビ・極楽とんぼ加藤浩次(53)がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)が2023年3月に終わることが明らかになった。これも要因としてあるのだろう、今、朝の情報番組、ニュース番組、ワイドショーに“異変”が生じているという。

 制作会社関係者は言う。

「その1つが、『THE TIME,』(TBS系)がついに上昇し始めていることです。民放各局は13~49歳のコア視聴率を重視して切磋琢磨していますが、『THE TIME,』のコア視聴率がついに『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)をほぼ完全に上回ったんです。

 11月14日の週で見てみると『THE TIME,』は月曜から木曜までコアで上回り、金曜は同点という結果でしたからね。『THE TIME,』のコアは2%に足りないぐらい、『グッド!モーニング』は1%中盤という感じになっており、TBSでは、“次は打倒『めざまし』”と士気が上がっているようですよ」(制作会社関係者)

■香川照之のスキャンダル降板で大荒れだった『THE TIME,』だが……

 2021年10月に安住紳一郎アナウンサー(49)と香川照之(56)をMCに迎えてスタートした『THE TIME,』だが、当初は世帯視聴率もコア視聴率も苦戦。

 同時間帯の『めざましテレビ』(フジテレビ系)、『ZIP!』(日本テレビ系)、そして『グッド!モーニング』にも後塵を拝していた。さらに金曜MCの香川にスキャンダルが報じられて降板。番組は揺れに揺れていた。

 しかし、ここ最近は番組内でボーカルグループ・Little Glee Monsterの新メンバーオーディションを放送したり、全国の学校から中高生たちがアナウンサーやスタッフとなって地元やその学校のニュースを伝える「全国!中高生ニュース」などの企画をスタートさせるなど、新たな試みが続いていた。

「そうしたオリジナルコンテンツが徐々にお茶の間にも浸透し、数字にもつながったのではないでしょうか。何より安住アナの人気と安定感は頭一つ抜けていますからね」(前同)

■安住アナの“号泣ラジオ”も話題に

 11月20日のラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)では、14年前の同番組の放送を聞いていた当時15歳の少女から届いたメールに感動して、安住アナが生放送中に号泣する場面があった。

「ネットニュースでも数多く取り上げられましたが、それだけ安住アナの人気が高いからですよね。彼の人となり、ラジオにかける熱い想いが好き、という人も少なくありません。それに、『THE TIME,』は香川さんがいなくなって落ち着きを取り戻し、ここにきてようやく本格的なスタートを切れたとも言えそうです。そして、それが数字にもつながってきていると。

『グッド!モーニング』から『THE TIME,』に徐々に視聴者が流れてきているということでしょうが、テレ朝の番組では『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)にも“異変”がありましたよね」(前出の制作会社関係者)

■玉川徹氏の降板でコア視聴率下落か

 9月28日の『モーニングショー』では、コメンテーターを務めていた同局社員の玉川徹氏(59)が、菅義偉前首相(73)が同27日の安倍晋三元首相(享年67)の国葬で読んだ弔辞について「当然これ、電通が入ってますからね」とコメント。

 ところが、この発言が事実誤認だということが判明し、翌日の同番組で「訂正して謝罪いたします。申し訳ございませんでした」と謝罪。

 10月4日に行なわれたテレビ朝日の定例会見で、玉川氏の処分が報告され、同5日から出勤停止10日間となることが決定。10月19日の放送で約半月ぶりに復帰したものの、コメンテーターとしてではなく、現場取材者として番組に携わることが発表された。

「玉川氏の“反権力的”と言ってもいいほどの過激コメント、庶民派目線のコメントが『モーニングショー』の最大の見どころでしたからね……。その玉川氏がいなくなりましたが、世帯視聴率は以前とほぼ変わらず9%ほど。ただ、コア視聴率がやや落ちてきていてほぼ1%といった数字が続いています。

『モーニングショー』はシニア層向けの構成で、視聴者もシニア層が中心です。ただ、若年層の中にも“玉川さんの毒舌だけは面白い”と感じていた人もいたはず。玉川さんの降板で、そういった視聴者が番組を離れてしまったのかもしれません」(前同)

■『めざまし8』は“漁夫の利”で躍進!?

『スッキリ』が2023年3月に終了することが決まり、『モーニングショー」がコア視聴率を落としている中、“漁夫の利”を得そうなのが谷原章介(50)がMCを務める『めざまし8』(フジテレビ系)だという。

「世帯視聴率と個人視聴率では『スッキリ』と変わらないほど安定しています。コアではまだ『スッキリ』のほうがいいですが、番組自体が終わってしまいますからね。

 実は『めざまし8』は着実に数字を伸ばしていたんです。3月時点で世帯も個人も『スッキリ』と並んで2位タイでしたしね」(制作会社ディレクター)

■硬派な報道姿勢で支持を獲得

『めざまし8』の視聴率は3月に大きく躍進。同月、ロシアによるウクライナ侵攻に各番組は多くの時間を割いて報道した。

「『めざまし8』はウクライナ侵攻の話題を、なるべく視聴者の生活に近いトピックで取り上げようとしました。戦う女性たちや、プーチン大統領の家族の話題、ロシアで広がるZ文字現象など、独自取材が評価されてきました。

 さらにキーウ市長の単独でインタビューしたりと情報が錯綜する中で、当事者への取材で他局に差をつけることができたんでしょう。『めざまし8』の強みは何と言っても『とくダネ!』のスタッフがしっかりと残っているところですよね。

 彼らの経験と取材網で、硬派な報道をすることができるんです。番組上層部も“うちは硬派路線でいく”としっかり方針を定め、大きな事件が起きたときにはしっかりと報じるということ。そこに魅力を感じている視聴者が多いんでしょう。

 2021年の春から始まった『めざまし8』。番組スタートから1年半以上が経ち、本来俳優の谷原さんもキャスター業に徐々に慣れてきて、視聴者も見慣れてきた、というのもあるでしょうね。谷原さんはW杯取材のためにカタール入りもしましたが、先日、イベント後に“今までの生き方とは真逆”の生活になったと語っていました。人生を懸けた勝負が、奏功してきたと言えるのかもしれませんね」(前同)

 関西や名古屋地区ではほぼ毎日、『めざまし8』は『スッキリ』に視聴率で勝っているという。

「日テレがどのような新番組を用意しているのかにもよるでしょうが、『スッキリ』が終われば『めざまし8』の数字はさらに上がる可能性は高い。『スッキリ』終了を受け、『めざまし8』の出演者、スタッフの士気も上がっているのではないでしょうか」(同)

 2023年3月の『スッキリ』終了後、朝の視聴率戦争は新たな局面を迎えることになりそうだ。

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