この円安でも値上げナシ! 「千産千消」を実現した千葉・茂原市「大多喜ガス」が強すぎる (1/2ページ)
急激な円安ドル高の影響で、海外から輸入している物資の価格が高騰しているらしい。とくに石油や液化天然ガスなど、エネルギー資源の場合は顕著だという。
そんな中、2022年11月19日に投稿された次のようなツイートが話題を呼んだ。
「うちの近所(千葉)は東京ガスじゃなくて大多喜ガスっていう会社を使ってるんだけど、ガス料金上がってないので調べたら、茂原の川の底から出ているガスを使っているそうだ。サハリンじゃねーよ、モバラだよ」(@RyuichiSato)
シンガーソングライターの佐藤龍一さんによる呟きだ。どうやら「大多喜ガス」という会社のガス料金は上がってないようだ。
しかもその理由は「茂原の川の底から出ているガスを使っている」かららしい。
そんな地域が、日本にあったとは......。
Jタウンネット記者は、大多喜ガスに直撃取材した。
600年分のガスが地中にまず、大多喜ガスの料金が上がっていないというのは事実だろうか。Jタウンネットの質問に、同社総務グループの担当者は次のように答えた。
「家庭用ガス料金が上がっていない事は事実です」
やはり、大多喜ガスのガス料金は上がっていないようだ。
担当者によると、都市ガス会社の多くはガスの輸入価格に応じてガス料金を調整しているが、同社の場合、家庭用ガスについては、主に千葉県産天然ガスを供給しているため、輸入価格の変動を原因とするガス料金の調整を実施していない。そのため、現時点においては、家庭用ガス料金に変化がないのだという。
それにしても「千葉県産天然ガス」とは何だろう? 読者は聞いたことあるだろうか。
大多喜ガスが属する「K&Oエナジーグループ」のコーポレートレポートによると、同グループは千葉県を中心に茨城・埼玉・東京・神奈川県下にまたがる「南関東ガス田」で天然ガス開発を行っている。このガス田は日本最大の水溶性天然ガス田で、同グループの鉱区においては現在の年間生産量×約600年分の天然ガスが埋まっているという(可採埋蔵量)。