Apple、Face IDの開発者が脳に薬を運ぶワイヤレスの小型ロボットを開発 (2/3ページ)
また必要に応じて、体内の診断や生検をすることもできるだろうという。
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・効果的で副作用のない治療法を目指して
シュピゲルマッハー氏がマイクロロボットの研究を始めたのは、部分的な症状であっても薬効成分が体全体に広がってしまうことを知ったからだそう。そうした薬は、無用な副作用を生じさせる恐れがある。
一方、マイクロロボットなら治療すべき患部にのみ集中できる。また、人間ではなかなか手が届かない場所でも移動できるという強みもある。
いずれロボットは、アルツハイマー病・パーキンソン病・ハンチントン病・脳卒中など、よくある病気の治療に使われるようになる可能性があるとのことだ。
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・治験へ向けて資金調達に成功
Bionaut Labs社は、動物実験を通じてロボットの大きさと速度を改良し、それが体の組織を傷つけないことも証明済みだ。
さらに同社は、人間での治験を行うべく、2回目の資金調達で4320万ドル(約58億円)を集めることに成功した。
治験では、まずロボットが脳腫瘍の治療薬を運ぶ様子を観察。さらにダンディ・ウォーカー症候群という小児神経疾患に対する処置(嚢胞に穴を開ける)を行う予定であるという。
なお、このロボットはすでに、米国食品医薬品局(FDA)から”人道的使用”の承認を得ている。つまり患者の命を救う手段がほかにない状況では人間に使用できるということだ。