火星に地球外自然保護区を作ることを科学者が提案、泡のようなドーム状の森林地帯 (2/3ページ)
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火星の「地球外自然保護区(森林バブル)」のコンセプトイラスト / image credit:
火星に持ち運ばれるのは、セイヨウネズやカバノキといった植物や、土壌微生物、菌類、あるいはミミズやクモのような無脊椎動物など、火星に適応できそうな地球の生物だ。
そうした中に、鳥・魚・アライグマといった脊椎動物は含まれていない。自然な活動が望めない地球外環境にそうした動物を連れて行くのは、倫理的に好ましくないとの配慮ゆえだ。
そもそも、スミス氏の提案の狙いは、火星に地球の森林を完全コピーすることではない。
現時点で、地球の森を火星で再現するなど土台無理な話なのだ。それでも、予想外なやり方で機能する、新しい生態系なら作ることもできるだろう。
その広さは50 エーカーを予定しているそうで、東京ドームに換算すると5個強にあたる。
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・80億人を超えた人類の行く末を見つめるために
この提案の中では、コストについてほとんど取り上げられておらず、スミス氏自身そのことを認めている。
人一人を宇宙へ送り出すだけでも相当なお金がかかるのだから、さまざまな生物を火星に連れていき、そこで生態系を作ろうとすれば、どれほどの予算が必要になるのか想像もつかない。
それでもタイムリーな思考実験ではあるだろう。スミス氏が論文で述べているように、つい先日、地球上の人口は80億人を突破した。そんな私たちの暮らしが、自然に大きな負荷をかけていることは言うまでもない。