世界の人はクリスマスの夕食に何を食べてる?世界16か国の料理メニュー

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世界の人はクリスマスの夕食に何を食べてる?世界16か国の料理メニュー
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 もともとキリスト教圏の文化であるクリスマスは、家族や親せきが集まって夕食を食べる習慣がある。

 日本ではなぜかケンタッキー・フライド・チキンが定番化しているが、国によって食文化は異なり、お祝い事にはそれぞれの国の伝統的な食事がテーブルに並ぶ。

 世界ではクリスマスにどんな料理を食べているのだろうか。今回は、世界16か国のクリスマスディナーを見ていこう。



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Geopointe Gave to Me / image credit:・1.アメリカ合衆国


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 感謝祭やクリスマスなどの主要な祝日には、メインディッシュに七面鳥肉、鶏肉または牛肉、付け合わせにかぼちゃや根菜のロースト、マッシュポテトなどを食べる。・2.メキシコ
[画像を見る]  前夜に食べるバカラオという塩鱈のトマト煮込みや、パボというナッツやドライフルーツ、スパイス、合い挽き肉などを入れて焼いた七面鳥、ロモと呼ばれる豚ヒレのロースト肉に、ビーツやナッツ、レタス、さまざまな果物が入ったサラダの残りをクリスマスにも食べる。・3.ペルー


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 新鮮な果物を付け合わせにしたパボ・レジェーノと呼ばれる七面鳥のロースト料理を食べる。

 中には、ひき肉やレーズンなどのスタッフィング(レジェーノ)が入っている。付け合わせは、エンサラダ・ルサというじゃがいも、りんご、ニンジン等をマヨネーズで混ぜ合わせたサラダだ。・4.アルゼンチン


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 豚肉、子羊、七面鳥などあらゆる肉料理がテーブルに並ぶ。

 特に、スパイスの利いた「ニノス・エンヴエルトス」は伝統料理として食される。また、ヴィテル・トネと呼ばれる肉料理もクリスマスには欠かせない。

 サラダは、マヨネーズで風味を整えたロシア風サラダ「エンサラダ・ルサ」で、前菜にはフライドポテト、ナチョス、ピクルスなどを食べる。・5.ブラジル


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 ブラジルは、ご飯やフルーツサラダ、ブラジルナッツを組み合わせた七面鳥やバカリャウと呼ばれる魚、干し鱈、豚肉を食べる。

 また、イタリア系移民から伝わったドライフルーツ入りのパン「パネットーネ」や、「ハバナーダ」という練乳を使って作るフレンチトーストのような甘い料理もテーブルに並ぶ。・6.スペイン


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 海鮮料理が中心となり、海老のパエリアなど米を使った料理の他、鯛などをオーブンで丸焼きにしたものを食べる。・7.フランス


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 前菜にはスモークサーモンやフォアグラを使ったものや、生牡蠣などのシーフードの盛り合わせが並び、メインには七面鳥や鶏肉、ローストビーフなどの肉料理、デザートにはチョコレートケーキ、飲み物はシャンパンといったコース料理のような伝統料理を食べる。

 最近では、栗を詰めた魚など多様性を加えたクリスマスディナーも人気だそうだ。・8.イギリス


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 ローストディナーの本場ともいえるイギリスでは、七面鳥またはローストビーフをクランベリーソースやミントソースで、付け合わせにはローストポテトと茹で野菜、ヨークシャープディングが定番。デザートにはクリスマスプディングを食べる。

 ちなみに、余ったローストポテトや茹で野菜をつぶしたものを混ぜ合わせて、塩・胡椒で味付けし、フライパンでカリッと焼いた「バブル&スクイーク」が食べるのが、翌日ボクシングデーの伝統料理となっている。[画像を見る] ・9.ポーランド


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 前夜のディナーには肉を含んでいない料理を食べるポーランド。クリスマスは、ピエロギというキャベツとキノコの料理や、マコヴィエツ(ケシの実ケーキ)の他、コイやスズキなどのさまざまな魚料理とじゃがいも、固く調理された卵を食べるのが定番。・10.ドイツ


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 ドイツ人は「じゃがいもサラダ添えソーセージ」といったシンプルな料理がクリスマスにも人気のようだが、伝統料理としてはメインディッシュにガチョウのロースト、じゃがいも、野菜の煮込みを食べる。

 また、ホットドッグのトッピングとして知られるザワークラウトは、クリスマスにもテーブルに並ぶ。・11.イタリア
 クリスマスでもメニューには何らかのパスタがテーブルに並ぶ。その他、オリーブや塩漬け肉などの前菜にメインはロースト肉をスパークリングワインで楽しむ。子供から大人まで、パネットーネも大人気だ。[画像を見る] ・12.ガーナ
[画像を見る]  オオバコとキャッサバ、ヤムイモでできた日本のお餅のような「フフ」と、オクラのスープを食べる。・13.中国
 ローストバーベキュー・ポークやチキン、スープなどを食べる。また、イヴの日にはきれいに飾りづけられた「平安果(ピンアングォ)」と呼ばれる赤いりんごを友達に贈って、食べてもらうのが若い人の間で流行っているという。[画像を見る] ・14.ロシア


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 ガチョウ、ホロホロ鳥(アヒル)、キジ、ヤマウズラなどの鳥がメインのロースト料理を食べる。特にガチョウとりんごをローストしたものは人気。前菜としては、イクラやキャビアのオープンサンド、スモークサーモン、ニシンの燻製、ピロシキが定番。

 また、クチヤーという小麦と蜂蜜で煮たお粥のような食べ物は、正教の儀式的な料理として食されるという。・15.フィリピン
[画像を見る]  レチョンという豚の丸焼きの他、竹筒に入ったココナッツとブラウンシュガーで味付けされた色付きの甘い蒸し米を食べる。

 その他、マカロニサラダやフライドチキン、ケーキなども一般家庭ではよく食べられているという。・16.オーストラリア


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 エビやチキン、ポーク、ラム、ビーフをグリルするBBQ料理をビーチで食べるのがクリスマスの定番だ。

References:What people around the world eat for Christmas dinner - mapped / written by Scarlet / edited by / parumo


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