1000人投票!「夢の紅白歌合戦2022」本当に聴きたい名曲

日刊大衆

松田聖子
松田聖子

 年の瀬に似合うのはやっぱり、心に残る思い出のあの歌。往年のスターが集結する、最高の一夜をここに!

 11月16日に発表された『第73回NHK紅白歌合戦』の出場者の面々に、肩を落とした人も多いだろう。

「K-POPグループ5組をはじめ、若者人気の高い歌い手ばかり。“中高年を切り捨てた”と、多くの批判が上がっています」(スポーツ紙芸能デスク)

 多くの批判、それは大みそかの風物詩である『紅白』を、多くの人が楽しみにしている証でもある。そこで今回は、「本当に観たい紅白」についての本誌読者アンケートを基に、歌手と曲を選抜。週間大衆流“夢の紅白”を誌上開催しよう!

 今回のテーマはズバリ「昭和」。ぜひ、往年のスター歌手たちの全盛期を思い浮かべながら読んでほしい。

■キャンディーズやドリフターズが!

 まずは司会者から。紅組は松坂慶子、白組は西田敏行が選出。司会で1回、歌手として4回出場経験のある西田は白い燕尾服、松坂は大胆なスリットが入った赤のロングドレスで登場だ。

「トップバッターはキャンディーズの3人。曲は『年下の男の子』です!」

 松坂の言葉でラン、スー、ミキが勢ぞろい。ハツラツとオープニングを飾る。

 対する白組の一番手は、ザ・ドリフターズ。『いい湯だな』 『ドリフのズンドコ節』、そして『東村山音頭』と続くメドレーを披露。途中の『ヒゲダンス』では、志村けん加藤茶がおなじみのダンスで笑わせた。

 読者からも熱い声が。

「一度でいいから、キャンディーズの再結成を見たかった!」(65・石川県)

「全員がそろったドリフを、もう一度見てみたい!」(55・東京都)

■ピンク・レディーがUFOを

 続くステージには、レーザー光線が放射され、ピンク・レディーが姿を現す。曲は、『UFO』だ。

「この曲は昭和53年(1978年)最大のヒット曲で、日本レコード大賞も受賞しています。ちなみに個性的なあの0 0 振付は、初披露の2時間前に覚えたのだとか」(芸能ライター)

 代わっては、西城秀樹がおなじみ『YouNG MAN(Y・M・C・A)』を力唱。サビでは白組メンバーが“Y・M・C・A”ダンスで秀樹の応援だ。

■演歌の大御所、吉幾三や和田アキ子も

 お次は、水前寺清子と細川たかし。歌うのは2人とも『浪花節だよ人生は』。

「実は、昭和59年(1984年)の『紅白』でも、この2人による前代未聞の“同曲対決”が実現しています。この曲自体、十数人の歌手が持ち歌にしていましたよね」(前同)

 続いてはカラオケの人気曲が激突。ロス・インディオス&シルヴィアが、デュエットの鉄板曲『別れても好きな人』を歌えば、吉幾三が『雪國』 を熱唱する。

 次は早くも和田アキ子が登場。『笑って許して』で、紅組歌手たちが「アッコ!」と掛け声。対するは“若大将”加山雄三。代名詞『お嫁においで』 を披露する。

「コンサート活動の引退宣言が寂しい。若大将には、いつまでも元気でいてほしい」(76・広島県)

 そして、小柳ルミ子が『瀬戸の花嫁』、さだまさしが『関白宣言』 を歌い上げる。どちらも、昭和時代の“結婚”を題材にした名曲だ。

「今の世の中には合わないのかもしれないけど、『関白宣言』の歌詞は泣ける」(60・長野県)

 名曲ラッシュは終わらない。岩崎宏美が『聖母たちのララバイ』を情熱的に、寺尾聰が『ルビーの指環』をクールに歌う。

■小林幸子は紅白初出場の衣装で

 次の小林幸子は、シンプルな白いロングドレス姿で『おもいで酒』に思いを込める。これは昭和54年(1979年)、『紅白』初出場を果たしたときの衣装だ。

 芸能レポーターにして、“演歌応援団長”を自称する石川敏男氏は振り返る。

「10歳でデビューした小林さんは15年間、ヒットに恵まれず、一人で地方を回っていました。それだけに、ようやくヒットした『おもいで酒』は忘れられない曲でしょうね」

 対する大川栄策は、大ヒット曲『さざんかの宿』を感無量の表情で歌い切る。

■中森明菜は今年追加出場の可能性も

 続いて熱愛関係が噂された80年代のトップアイドルの対決が実現。まずは中森明菜が『DESIRE-情熱-』 を迫力満点に歌う。

 明菜といえば、今年の『紅白』にも出場の噂があったが……。芸能レポーターの城下尊之氏は、こう語る。

「追加出場の可能性はあります。ただ、彼女はある意味で完璧主義者。自分の歌が納得できる状態になっていなければ、呼ばれても出ないかもしれませんね」

 対するは元カレ・近藤真彦。元気いっぱいに『ギンギラギンにさりげなく』 を歌唱。「マッチ!」と客席に黄色い歓声が飛び交う。

 さて、次の二人で前半戦は終了。中締めはレコード大賞受賞者が顔をそろえる豪華対決。紅組はちあきなおみ。昭和47年(1972年)の受賞曲『喝采』をドラマティックに歌い上げる。

「ちあきさんは、1992年に芸能活動を辞めてから、一度もテレビに出ていないので、また、見たい人も多いでしょう。『喝采』以外にも、いい歌がたくさんありますよ」(前出の石川氏)

 そして白組は尾崎紀世彦。歌うは、もちろん『また逢う日まで』 だ。

「尾崎さんの歌唱力は、当時から際立っていましたが、平成になってもテレビ番組でヒット曲をカバーして、若い視聴者をくぎづけにしたほど。存命なら、令和の曲も見事に歌い上げたでしょうね」(音楽ライター)

■西田敏行が『もしもピアノが弾けたなら』 を!

 さぁ、後半戦。歌う順番を入れ替えて始まるのは“司会者対決”だ。

 西田敏行が昭和56年(1981年)に大ヒットした『もしもピアノが弾けたなら』 を、温かみのある表情で歌えば、松坂慶子は衣装で対抗。なんと、網タイツがセクシーなバニーガール姿で現れ、『愛の水中花』をパフォーマンスしたのだ。

「当時27歳の彼女が、あの姿で歌ったのは衝撃でした。作詞は作家の五木寛之さんですが、最初に書いた詞に松坂が難色を示すと、五木さんは全部、書き直したそうです」(芸能ライター)

 ここからは、往年のニューミュージックスターが勢ぞろい。かぐや姫が『神田川』を、そして、かぐや姫の伊勢正三が作詞作曲した『なごり雪』 をイルカが歌唱。さらにアリスが『チャンピオン』、松任谷由実ならぬ荒井由実が『卒業写真』を披露する。

 そして、フォーク界の大物・吉田拓郎がギターの弾き語りで『旅の宿』を歌えば、中島みゆきが世代を超えて愛される『時代』で、コーナーを締めくくる。

「拓郎さんは今年限りでの歌手活動引退を表明していて、今年の『紅白』出場も噂された一人。人気絶頂期にはテレビ出演を拒否していた彼ですが、平成6年(1994年)に一度だけ、『紅白』に出場した経験があります」(音楽ライター)

■布施明、石川さゆりが熱唱!

 続いては布施明。化粧品CMで人気となった『君は薔薇より美しい』 を、豊富な声量で聞かせる。その後、ステージにはスモークが……。そして舞台下から孔雀の羽根を思わせる純白のドレス姿のジュディ・オングが見参! 歌うは大ヒット曲『魅せられて』だ。

 時計の針は23時を回り、再び歌う順番が交代。終盤の先陣を切ったのは石川さゆりで、曲は『天城越え』。

「今年でデビュー50 周年の彼女は変わらぬ歌唱力を保ち、ファンも多い。加えて『天城越え』『津軽海峡・冬景色』という誰もが知る名曲を歌ってくれる。今も『紅白』で重宝されるのは納得です」(前出の城下氏)

 次は“夢の共演”が実現。森進一が、作曲者である吉田拓郎のギター演奏で『襟裳岬』を歌ったのである。

「お母さんの不幸な死を乗り越えて、新境地を開拓した曲でした」(石川氏)

■松田聖子と松任谷由実がデュエット

 後を受けた松田聖子も負けてはいない。歌う『赤いスイートピー』の作曲者、呉田軽穂こと松任谷由実が登場し、奇跡のデュエットを披露したのだ!

「この曲は、おじさんでも歌えるし、若い子も知っている世代を超えたポピュラーな存在。今は、そんな歌がありませんよね」(城下氏)

 対するは郷ひろみで、国鉄最後のキャンペーン曲『2億4千万の瞳』を熱唱。お約束「ジャペァン!」で大盛り上がりだ。紅組は国民的アイドルが続き、山口百恵が『プレイバックpart2』。続いてパラシュート姿の沢田研二が『TOKIO』 をド派手に決める。

「カッコよく歌う百恵が、大好きだった」(66・茨木県)

「ジュリーのこの歌は、元気が出る」(60・北海道)

■心に染み入る演歌と日本が誇るあの名曲

 次は八代亜紀。『舟唄』を、しみじみと聴かせる。

「この曲は大みそかが似合う。こたつに入ってテレビを見てくれる年代の人たちなら、当然『舟唄』を聴きたいでしょう」(石川氏)

 対戦相手は五木ひろし。歌唱曲は、ご当地ソングの名曲『長良川艶歌』だ。

「この曲は、『ザ・ベストテン』(TBS系)で、昭和59年(1984年)の年間1位となるロングセラーを記録したことでも有名です」(音楽ライター)

 演歌の神曲は続く。都はるみが昭和51 (1976)年のレコード大賞曲『北の宿から』、北島三郎が『まつり』で会場を盛り上げると、いよいよ“トリ”。

■美空ひばりと坂本九がトリ

「紅組のトリは、この方、美空ひばりさんです!」

 松坂が呼び込むと、“女王”がステージ奥から、ゆっくり登場。曲は哀切の古賀政男メロディ『悲しい酒』。

「この曲を聴くと上京当時を思い出す」(76・東京都)

 見事な歌声への大拍手が収まると、西田が白組の大トリ歌手を紹介する。

「我慢が続く、こんな時代だからこそ、この曲で締めくくりましょう!」

 スポットライトに照らされたのは坂本九だ。『上を向いて歩こう』を笑顔で歌う。他の歌手たちも、見ている視聴者も歌を口ずさむ。

「“スキヤキ”は日本が世界に誇る曲。今、聴いても、まったく古くないと思う」(75・静岡県)

 時代を超える名曲とは、そういうものだろう。

 最後は藤山一郎の指揮のもと、『蛍の光』の合唱でお別れだ。また来年、お会いしましょう!

【画像】本当に観たい!聴きたい!夢の『紅白歌合戦』出場者&歌唱曲リスト

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