決めごとは隅々まで明瞭に!戦国武将・北条氏康が行った税制改革とは? (2/3ページ)

Japaaan

この段銭と懸銭に加えて、現在の固定資産税にあたる棟別銭の3つの項目に単純化・統一化して徴税するようにしたのです。

これにより人々の税負担額が大きく減ったわけではありませんが、制度が分かりやすく明確になり、納税側も徴税側も負担が軽くなりました。また一部で行われていた、領主による一方的な搾取も改善されます。

この他にも、彼は小田原衆所領役帳という台帳を作成。所領に応じて課される役を定めた台帳のことで、例えば出陣時に参加しなければいけない人数について、騎馬兵は何人、槍兵は何人用意するといったところまで非常に細かく定めたのです。

算術から得た合理的思考

この所領役帳は小田原衆と表題にありますが小田原衆に限定されたものではなく、玉縄衆や江戸衆、伊豆衆など関東を中心に18の衆が記載されています。

このことからも、氏康の力が関東の広い範囲に及んでいたことがよくわかります。

氏康がこのような改革を行なった背景には、父・氏綱が氏康に幼少の頃より算術を学ばせたことがあると考えられています。

当時は、武士の子供といえば算術よりも武芸を優先的に習わされていました。しかし氏康は算術を学ぶことで合理的思考を身につけたのでしょう。

「決めごとは隅々まで明瞭に!戦国武将・北条氏康が行った税制改革とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、北条氏康戦国時代税金政治カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る