決めごとは隅々まで明瞭に!戦国武将・北条氏康が行った税制改革とは? (1/3ページ)

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決めごとは隅々まで明瞭に!戦国武将・北条氏康が行った税制改革とは?

不合理な税制を改革

伊豆国と相模国、武蔵国を治めていた北条氏の三代目にあたる北条氏康は、戦国武将としても有名ですが、実は税制改革を行った有能な統治者でもありました。

後北条氏三代目当主・北条氏康(Wikipediaより)

彼は1546年の河越の戦いで関東の新たな勢力として台頭し、その領土を広げていきます。同時に外交政策にも熱心で、武田信玄や今川義元と手を結び、甲相駿三国同盟という同盟を結んだりしています。

これだけでもなかなかの手腕ですが、氏康は1550年に大きな税制改革を行いました。

それまでは諸点役と呼ばれるさまざまな税が存在しており、中には用途が不明瞭だったり計算が難しいものもありました。納税する側はもちろん、徴収する側にも負担があったといいます。

決めごとは隅々まで明瞭に

氏康はこの諸点役を整理し、まず貫高の6%にあたる段銭と、4%にあたる懸銭の2つにまとめました。これらは合計すると10%、貫高のちょうど10分の1になるため税の計算も簡単です。

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