日テレ・玉森裕太『祈りのカルテ』に「重大欠点」!『PICU』『トラベルナース』との際立つ違い (3/3ページ)

日刊大衆

『ザ・トラベルナース』は岡田将生(33)演じる、意識高すぎで感じの悪いナースを一人前にするため、命がけで“ナースとは何か?”を諭していく、中井貴一(61)演じるスーパーナースという最強メンターの存在が大きかった。

 一方、『PICU』は吉沢亮(28)演じる小児科医が、大竹しのぶ(65)演じる母親の愛に支えられながら、同僚の医師や看護師とともに、小児患者の命に向き合う姿がリアルに描かれた。『祈りのカルテ』も諏訪野の成長が描かれてはいるんですが、周辺の物語に重きが置かれていて、主人公への思い入れが深くならなかったんですよ。そのへんの差は大きいでしょうね」(ドラマライター・板橋六郎)

 1話完結で研修先が毎回変わり、カルテに潜む謎を解くという、繰り返しの展開がカタルシスに欠け、飽きられてしまったのもあるようだ。俳優陣はがんばっていたが、設定と物語の構成がアダになったのかもしれない。若手の演技派として知られる玉森だけに、次回作こそは期待したい。

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