１２月２０日発売の『週刊女性』（主婦と生活社）では、新しい地図のインタビュー記事が掲載されている。２０２３年は卯年であることにちなみ、香取慎吾（４５）は、自身のシンボルである“くろうさぎ”についても言及。その内容が、かつてからは“変化”を感じさせるものなのだという――。

「“くろうさぎ”というのは、香取さんがよく描いている黒いウサギのようなキャラクターです。２００７年に『ＦＮＳ２７時間テレビ』（フジテレビ系）の絵本製作企画で誕生したキャラクター“コンちゃん”が元と言われていますが、前年２００６年の『おしゃれイズム』（日本テレビ系）でも似たような話はしていて、ファンの間でＳＭＡＰ時代から有名な存在でした」（女性誌編集者）

　香取は２０２２年１２月７日～２０２３年１月２２日にかけて、東京・渋谷ヒカリエで個展『ＷＨＯ ＡＭ Ｉ』を開催しているが、この個展で“くろうさぎ”がフィーチャーされていることに『週刊女性』のインタビューで言及。

《１０数年前かなぁ。普通に家の中にくろうさぎがいたんです、絵のままの姿で。ひょこひょことソファの陰にいたりして。

　あとあと調べたら、中国の古い言い伝えだと黒い動物って怨念の象徴のような存在らしいので、気持ちが不安定だったもかもしれない（笑）。絵に描くようになってから消えていきました》

　と、あらためてルーツを説明している。

　また、くろうさぎが描かれた当時のスケッチブックを出展した理由については、

《最後まで迷いました。でも今回は『ＷＨＯ ＡＭ Ｉ』というタイトル。僕のネガティブな部分も見てもらおうと思って》

　とも語っているのだ。

「香取さんといえば、ＳＭＡＰ時代は“明るく楽しい末っ子の慎吾ちゃん”という感じの立ち位置でしたよね。

　しかし、発言の端々から、実際のところはかなり繊細な部分があること、いろいろと悩みを抱えてるんだろうな、というのはファンは昔から察しており、“くろうさぎ”はその最たる存在としても認知されていました」（前同）

■「闇の部分」も見せるようになった香取

　２０１９年にも香取は、公式ブログでくろうさぎについて言及。

《ボクはうさぎを飼っていない。　なのにうちには、うさぎがいる。　いつもひょっこり、こっちをみてる。

　いつもといっても、いつもいる訳じゃない。　くろうさぎがいない時期が続くと

少しだけ、寂しくなったりもする。》

　ふだん明るく振舞っているだけに、「闇を感じる」「メンタルが疲れてるのかな」と不安になるファンも多かった。

「しかし、ジャニーズ事務所から離れて独立してからのびのびと念願の個展活動を行なったり、プライベートでも１０代の頃から交際していた恋人と２０２１年末に結婚を果たしたりして、心境に変化が訪れたのでしょう。少しずつ、ありのままの自分を表に出せるようになってきたフシがあると感じられます。

　今回の個展も、そのひとつと言えるのでしょうね」（前出の女性誌編集者）

『ＷＨＯ ＡＭ Ｉ』は「光のエリアと闇のエリア」の２つに分かれているが、これまで見せてこなかった「闇の部分」を見せることにした理由についてこう話している。

《今持っているもの、見てもらいたいものは全部出しなよと自分の中の自分に言われた》（１２月６日付『みんなの経済新聞』より）

　香取に心境の変化が訪れたことで期待したくなってくるのが、やはりＳＭＡＰの再集結だろう。

「ＳＭＡＰ解散の経緯では、“親同然のマネジャーと一緒に全員で独立するはずだったのに、土壇場で木村拓哉（５０）が離反してしまった”“この出来事で木村に激怒した香取は完全な不仲になり『木村を許せない』と周囲に話していた”などと当時、各メディアで報じられました。だからこそ、ＳＭＡＰの再集結が実現するには、特にこの２人の関係性の修復がカギだと言われてきました。

　そして、“くろうさぎ”の件でもそうなんですが、解散を決定した２０１６年の夏からずいぶん時間が経ったこともあるのでしょう、香取さんの態度が軟化しているとも聞こえてきています」（前同）

　近年、香取は自分から名前こそ出さないものの、２０２０年１月放送の『出川哲朗の充電させてもらえませんか？』（テレビ東京系）で旅先のおばちゃんに「ごめん、キムタク派なん（で）」と返された際に手をたたいて大ウケ。

■キムタクの『グランメゾン東京』を観ていた香取

　また、２０２０年１月１日放送の『７.２新しい別の窓』（ＡＢＥＭＡ）の元旦ＳＰでは、お笑いコンビ・ナイツが木村主演のドラマ『グランメゾン東京』（ＴＢＳ系）も取り入れたネタを披露。

　そこで、ツッコミの土屋伸之（４４）の「スタッフさんから“香取さんがグランメゾンを見てるから、ネタをやっても大丈夫だよ”と言われた」という発言に香取は、「見れてないですね……、全部は」と、木村の『グランメゾン東京』を見ていたことを明かしたのだ。しかも、ドラマ内でシェフ役の木村が披露していた“三ツ星ポーズ”もしっかりと再現していたのだった。

「ＳＭＡＰといえば、リーダーで木村さんに比べるとずっと“新しい地図”との関係も良好な中居正広さん（５０）の体調が今、不安視されているだけに……やはり再集結を期待したいものですよね。

　現在、療養のために活動を休止している中居さんは、活動休止直前の１１月４日に収録したＶＴＲ映像が１２月１１日放送の『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』（フジテレビ系）で流れたんですが、そのあまりにガリガリに痩せ細ってしまった姿に、衝撃を受けたという声が多数上がりましたかれ……」（前出の女性誌編集者）

　中居については９月に「盲腸がんの手術を受けていた」と『週刊新潮』（新潮社）に報じられていたが、１２月２０日発売の『女性セブン』（小学館）によれば“３度目の手術”を『珍プレー』のＶＴＲ収録後に受けて、現在はさらにやせ細ってしまっている、というのだ。

　さらに、手術そのものは成功したが、入退院の繰り返しに精神的に疲労困憊に。食事が喉を通らず体重が元に戻らないため、

《激やせした体を見られたくないためか、人に会うことを極端に避け、友人たちのお見舞いを一切シャットアウトしている》

　と報じられている。

「そんな状況下にあることを察していたんでしょうか……中居さんについて香取さんは、１２月６日に開かれた『ＷＨＯ　ＡＭ　Ｉ』の会見で“『ゆっくり休んで』とか言われるのも好きな人ではないので、『そっと』応援しています”とコメントしていましたね。

　この発言でも、あらためて香取さんがＳＭＡＰに再接近していると感じるとともに、中居さんの人間性を本当に理解していたことも分かりますよね。

　ただ、中居さんと近い笑福亭鶴瓶さん（７０）も、１２月２２日配信の『ＮＥＷＳポストセブン』の取材に、“もうじき帰ってきます”とコメントしていましたし、来春には帰ってきてくれるのではないでしょうか。中居さんが戻ってくれば、香取さんの変化を考えても、ＳＭＡＰに“進展”があるかもしれませんね……」（前同）

　自分の弱い「闇」の部分もさらけ出せるように変化した香取。伝説の５人の再会の日は近いのかもしれない――。