【初詣】『マツコの知らない世界』『スクール革命!』で超沸騰!!「神社ソムリエ」佐々木優太がオススメする 「令和5年に行くべき神社」【北海道・東北・関東編】

日刊大衆

※「神社ソムリエ」の佐々木優太さん ※画像はインスタグラムアカウント「@getaoto」より
※「神社ソムリエ」の佐々木優太さん ※画像はインスタグラムアカウント「@getaoto」より

 昨年1月に出演した『マツコの知らない世界』(TBS系)で知名度が急上昇。先の12月25日には『スクール革命!』でSixTONES高地優吾(28)を神社に案内した神社巡拝家の佐々木優太(38)さん。全国1万社以上の神社を自らの足で巡った彼は「神社ソムリエ」としても知られ、著書『全国1万社を巡った僕が見つけた 開運!あやかり神社』(双葉社)も重版を重ねている。
 テレビやラジオなどへの出演、そしてシンガーソングライターとしての活動もあり多忙を極める彼に、今年、令和5年に行くべきオススメの神社を語ってもらった。【北海道・東北・関東編】

 令和5年は卯(うさぎ)年ですが、同時に癸卯(みずのとう)でもあります。「癸」というのは、水の弟という意味で、今年は、良い意味でも、悪い意味でも水にまつわる年になりそうです。

 僕は全国1万社以上の神社を巡ったことで、「水の良いところ=気が良いところ」と感じるようになりました。それで言うと、水も、お金も「留まっていたら腐ってしまう」という意味で一緒だと。

 そのうえで全国の「令和5年に参拝するならここ!」という神社を、紹介していきます。今回は、北海道・東北・関東それぞれの神社を――。

■【北海道】上川郡美瑛町『美瑛神社』

「美瑛」というのは、アイヌ語で「濁った水」を意味する“ピイェ”が語源と言われています。長年名前の由来が謎でしたが、地域に「青い池」が発見されたことで理由が明らかとなりました。非常に美しい青色の湖ですが、これは付近の温泉に含まれていた成分(※水酸化アルミニウムなど)によるものだそうです。

 だから、「濁った水」というのは「汚い」という意味ではないことが分かった。アイヌの方々は見た目ではなく、成分の話をしていたということですね。だから、「美瑛」というきれいな漢字にして良かったんです。最近では、近くにある富良野より観光者数が多くなっているとか。

 また、近くに火山があるため昔から被害を受けている地域ではありますが、地元の人たちは「自然によって生かされている」とお話されます。その“恵み”が美瑛の温泉だし、その成分が観光地としての「青い池」を作っている。そういう意味で、ここも「水」に支えられている神社ですね。

 社殿に行くと『美瑛神社』という額がありますが、その前に「懸魚(げぎょ)」があります。「懸魚」というのは、魚のモチーフを置くことで、「建物は水の中」とおまじないをかける、火事避けのこと。

 ふつう「懸魚」は破風(屋根が重なっているところ)にありますが、美瑛神社の場合は大工さんの計らいなのか、『美瑛神社』という額の前に掛けられています。

 面白いのは、懸魚には「猪目」というイノシシの目をあしらった穴があります。イノシシは人間より先に火事を知る力が強いので、火除けのまじないとして古くから神社仏閣で用いられてきた模様です。

 しかし、これが現代だとどう見てもハートにしか見えない。そして、美瑛神社の場合は懸魚に空いているハート型の穴と、「美瑛」の“美”の字とちょうど重なるんですよ。

 そうです。だから、美瑛神社は恋愛運アップの御利益があると考えられます。そして、近くにはお肌がすべすべになる温泉もある。美しい湖「青の池」と合わせて、観光地としても最高の場所ですね。

■【東北】宮城県登米市登米町『登米(とよま)神社』

 ここは、非常に大きくて、まっすぐな御神木のインパクトがスゴい神社です。

 登米神社の境内のなかには「子育神社」というのがありまして。昔の人は「木が大きく育つ」ということに、子育てのあやかりを感じていたのでしょう。

 そして、登米神社で素晴らしい巨木が育ち、木がずっと元気で生きているのは水が豊富なことの裏返しだと僕は思っています。直接見なくても、大きな木が生きているのを見るだけで、僕たちは「水」を感じることができます。そしてやはり、「水の良いところ=気が良いところ」なんです。

■【関東】栃木県足利市『伊勢神社』

 通称は「足利伊勢神社」です。

 参拝に上がったらそのまま帰らずに、社殿の右奥の方の森に続いている小道があるのでそこを進んでみてください。

 一番奥へ行くと月読宮(つきよみのみや)という小さな祠(ほこら)があります。月読(つきよみ)というお月様や夜をつかさどる神様の祠です。

 月読が祀られているので、この神社にはウサギのおみくじが頒布されています。卯年にはピッタリです。ちなみに、月読を祀る神社はなかなかなくて、関東ではけっこう珍しいので、ぜひ訪れてほしいですね。

 よく「運が良いこと」を「“ツキ”が回ってきた」と言いますが、この月読はそのツキも呼んでくれると言われています。

あと月の周期=人間のバイオリズムを整えてくれるんじゃないか、という神社でもある。

 ぜひ、このお正月に「今年は運気を整えて、ツキが巡ってきますように」ということで参拝に上がっていただいて、そのあとウサギさんの頒布物を受けて新年のスタートを切って欲しい神社ですね。

【プロフィール】
佐々木優太(ささき ゆうた)
神社ソムリエ、神社巡拝家。昭和59年7月7日生まれ、兵庫県出身。これまでに参拝した神社は1万以上、拝受した御朱印は4000以上。神社の歴史や文化への造詣も深く、神職や一般の方に向けた講演会活動なども行なう。最近はテレビ番組などメディアにも多数出演している。著書に『全国1万社を巡った僕が見つけた 開運!あやかり神社』(双葉社)。

「【初詣】『マツコの知らない世界』『スクール革命!』で超沸騰!!「神社ソムリエ」佐々木優太がオススメする 「令和5年に行くべき神社」【北海道・東北・関東編】」のページです。デイリーニュースオンラインは、佐々木優太神社マネーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る